こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

勤労感謝の日に感謝すること

2011年11月23日 | 妻の名言
今日、11月23日は勤労感謝の日。そもそもは新嘗祭として、農作物の収穫に感謝する農耕国家としてはとても大切な日である。

神事と重なるので、いろいろ意見もあるようだが、お米の収穫も終わり、一段落してやれやれお疲れさま、というタイミングは設定としてはちょうど良い。

さて、国民の祝日といっても、自転車操業の私にとってはこまごました仕事を片付けるのに絶好の日である。

どのみち仕事に出かけるわけだし、そもそも好きでやっている病理の仕事に行くのである、黙って出かければいいものを、例によって、ネガティブなことを口にしてしまった。
仕事の山、もう嫌になる」と、妻にぼやいたら、こっぴどく叱られた。

「仕事があるなんて幸せじゃない。
あなた、今度ハローワークに行ってご覧なさい、仕事が見つからなくて困っている人がどれほどいるか。新宿や上野あたりの公園に行ってご覧なさい、日雇いの仕事をもらいに集まっている人がどれほどいるか。
やるべき仕事があるあなたが、そんなことを言っていたらバチが当たるわよ」

失業率は4パーセント前後、高齢化の問題もあるが、生活保護受給世帯も過去最高となっている。

そうした中で、自ら選んだ仕事を、人に邪魔されること無く遂行できるということは、とても幸せなことなのだろう。
そもそも仕事ができる職場があるということが幸せなことだ。
津波で、田畑を失い、水揚げする漁港を失った人がいる。放射能汚染で避難させられた人もいる。
少々の腰痛と、老眼はあるが、いまのところまずまず健康である。

勤労感謝の日は、働ける幸せに感謝する日でもある。

出かけるときに、見送る妻に、
「じゃ、がんばってくるから」といったら、
「がんばらなくていいから」と、返され、送り出された。妻の支えにも感謝せねばならない。

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