
ヨーロッパでは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大が再び深刻化していて、フランスでは新規患者が33000人あまりで、1日500人以上も亡くなっているそうだ。ちなみにアメリカは新規患者が74000人あまり、死者およそ1000人。日本は新規患者が618人、死者5人。日本も毎日どこかで感染は起きていて、北海道はじめ北日本では感染者数が増えつつあるらしい。いつ感染爆発が起こるかなんて予断を許さない。

マスクをした女性が「マスクをしないで行動している人が感染を拡大させている。最近はマスクをしていない人も少なくない」と嘆いているパリ街頭でのインタビュー映像がニュースで流されていた。マスクをつけているのは鬱陶しいので、マスクをつけない人の気持ちはわかるが、事態は深刻化しており、ソーシャルディスタンスの取れない距離でのマスク着用は必須だし、そもそも3密は避けなくてはならない。

この夏、新型コロナウイルス感染症で学校生活が奪われたとして卒業を1年延期してほしいということを訴え、署名活動をしたという小学生がいた。あの子はその後どうなっただろう、秋になって遠足ぐらいには行けたのだろうか。小規模ながらも運動会はできただろうか。その小学生へのインタビューで、大人が”夜の街”で遊んで、コロナを広げていて、そのしわ寄せが子供に来ているなんて、理不尽だというようなことを訴えていた。私も同感。飲んで騒いでどんちゃん騒ぎをしたいのなんて、多くの人が感じていること。多くの人がそれを我慢しているのに、一部では気にせず遊んでいる。そんな”大人の”遊びとは縁のない子供の目から見たらそういう大人の存在は許せないだろう。

どこまでなら感染しても仕方ない、どこからはダメ、という線を引くのも難しい。医療従事者の場合、仕事での感染リスクが高いからと家族まで敬遠されてしまうわけで、なかなかつらい。
東京の繁華街を通過する身としては、やっぱり若い人が感染を拡大させているのではないかという印象が強い。あくまでも印象だが。かかっても平気、すぐ治る、しょせん風邪、みたいに考えているようにしか見えない。
とはいえ、君たち小学生から見たら20代だろうが4、50代だろうがみんな大人だよね。老いも若いも大人とくくられる人たちはみんなもう少し自粛しましょうよ。
経済は他の形で回せないか
