あっという間に本格的な秋が来て、肌寒いほどだ。あいにくの曇天のスタートで、ナイトと歩いていたら少々雨に降られてしまった。小糠雨とはよくいったもので、糠のような雨滴がいつのまにか体にまとわりつく。暑い日であればミストシャワーという言葉もあるかもしれないが、やはり日本語の豊かさにはその都度驚かされる。仕事場には窓がなくて、医局に戻ったり手洗いに立った時にしか空を見ることはない。
そんな時、たとえ窓枠に切り取られた小さな空であっても、青空がのぞいていたりすると嬉しい気持ちになる。
今夜は、月が美しい。
夏の暑い日、源頼朝が妻政子のために白衣を張りわたして雪に見立てたという絹張山が白く照らし出されている。
十五夜だけど、まん丸ではないとのこと。満月になるのは明日らしい。
月が綺麗な日の夜は寒くなるそうだから、体調を崩さないよう気をつけないといけない。
日本はいいね