病理学会初日。
発表2、座長2。なんとか、やり通した。ポスターセッションの発表一つと座長二つ、声がかれてきたところで、口演30分。つらかった。
いろいろあって、こんな羽目になったのだが、終わってしまうと後悔ばかり。
いつものことながら、雨あられのような質問に、自分の無知を自覚させられた。
まあ、そのために性懲りもなく、学会にやってくるのだが、それにしてもしんどい。
明日もまた、しんどい発表が一つ残っている。
だが、これを乗り切ればなんとか今年の病理学会も山を越す。
というようなことを家に帰ってからぶつぶつ言っていたら、妻にこういわれた。
「ねえ、それ、いつものことじゃない?
あなたの周りの人は、そんなあなたに仕事を任せるような人ばかりなの?」
「違うけど」
「なら、もっと自信を持っていいんじゃない?」
そうか、そう考えれば、よかったか。
なにはともあれ、今日はさっさと寝て、体力を回復させよう。
明日は、明日の風が吹く。