こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

私はこうだけど、あの人はこう

2021年08月24日 | 日々思うこと、考えること
 昨日、女子高校野球の決勝戦というのが甲子園で行われたそうだ。(男子の)高校野球のちょうど休養日に開催したとこのことで、いいアイディアだった。女性であればソフトボールだと思っていたが、公式野球をやっている女性もずいぶんいるものだと知り驚いた。

 それぞれの人にはそれぞれの人の事情があって、それぞれのことをして日々を送っている。老若男女、氏育ち、病気のあるなし、みんな違って、一人として自分と同じ人はいない。物理的にも自分の今いるところを占める存在というのはあり得ない。

 今日から東京パラリンピックが始まる。車いすラグビーとかボッチャなどはパラ競技でしかないもので、それぞれ奥深いものがあり、一流の選手たちの技は素晴らしい。最近の報道では、”片足がない”とか”腕が上がらない”とか、選手の症状を具体的に示すことで、”足に障害”がとか”腕に障害”が、と言ったようないい方が減ったように思う。報道する側はいろいろ工夫しているのだろう、大変いいことだ。私だって、腰痛持ちだから、ある意味障害を持っている。それに老化は誰にも訪れる障害だ。

 多様性というものを理解することはできても、実生活でそれらのことを受け入れて行くことはなかなかできない。道路にしても駅にしても、その他もろもろのことは、最大公約数的なところに落とし込まれていて、それぞれの人の細かな違いは考慮していない。個々人の生活はオーダーメイドであるべきだが、どこかで全体に合わせなくてはならない。そのことを埋めるのが、個人個人間の思いやり、すなわち相手の立場になって行動するということだ。パラリンピックで躍動する選手たちの姿を目に焼き付け、自分の行動を今一度振り返らなくてはならない。
みんながんばれ

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