蒸し暑さが戻ってきた。これからお彼岸までの残暑は苦手だ。ただ、花が元気になるので良しとしてしのぐしかない。もう水曜日。昨日一昨日と猛烈に忙しくて、一体何がどうなっているのかわからなくなってきている。まあ、通勤時間が長いおかげでこうしてブログを書くことができるのは救いだ。
昨日から、東京パラリンピックが始まった。開会式を少し見ることができたが、いろいろなことを考えさせてくれる内容であり、落ち着いた雰囲気でよかった。その開会式に合わせて国立競技場周囲には多くの人が集まったそうだ。ただ、集まるなといっても関係者の歓迎会が開かれたというのを知っている人からしたら、”そんなのちゃんちゃらおかしい”ということになる。40人程度ならどうということはないし、おそらくほぼ全員がワクチン接種を済ませているだろうから、その集まり自体が新型コロナウイルス感染症感染拡大を引き起こすことはない。ただ、人流抑制を声高に求められている緊急事態宣言下ではまずかった。
このことを知って、私は高校時代、喫煙者である先生が喫煙学生を灰皿の置いてある職員室で指導していたのを思い出した。あの頃私は、あまり疑問を感じなかったが、注意されている奴にとっては理不尽さを感じていただろう。私にしても、”最初の1本”は親父のタバコだったし、その親父に喫煙を叱られた。
”大人はいいけど、子どもはダメ”
みたいなことで、すべての子どもがおとなしく従うわけがない。
正常性バイアスとは微妙に違うが、自分のことだけ都合よく考えているということに気がつかないでいる人は少なくない。自分の考え方を正当化して行動することは当然のことだが、常に逆の見方、考え方というものがあることを意識している必要がある。社会的影響力の大きい立場にある人の場合はとくにそうしなくてはいけない。緊急事態という中で、総理大臣や与党幹事長といった人が会食を平気でやっているようでは、なかなかそれに従うことは難しい。押さえ込みがなかなか進まないことについて、為政者も責任を感じて欲しい。上の歓迎会もホテルなんかじゃなくて、都の施設の体育館的な広いところでやったらよかったように思う。
バッハさんも慎重に