こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

サツマイモ泥棒

2012年11月01日 | 日々思うこと、考えること
駅から病院までの通勤途中に芋畑がある。
2,3日前に畝からサツマイモが顔をのぞかせているのを見て、そこが芋畑ということを知った。芋畑などというもの、知ってなければそうとはわからない。
今朝見たら収穫もずいぶん終わったようで、残りの畝も2、3列しかない。

でも、驚いたのは、この注意書き、というかお願い書き。

「子供たちの楽しみを奪わないで下さい」



一瞬、何のことだかわからなかったのだが、隣の札をみて、合点がいった。

どうやら、この農園のサツマイモで近隣の子供達がイモ堀りをするのだが、そのサツマイモを盗むものがいるので、盗らないでくれ、ということか。
これほどのことをするのだから、これまでにさんざん盗まれたのだろう。
不審者を見つけたら、110番通報するとまである。


私の子供達もイモ掘りは何度か行ったと思うが、幼稚園のお手紙に
「○月○日はおイモ掘りです!・・・・」なんて、書いてあったのをおぼろげながら思い出す。
楽しみにしていたおイモ掘りがイモ泥棒のせいでフイになるなんて、その悲しさ、言葉にしようがない。子供達の悲しい顔を想像していたら、幼稚園の畑のサツマイモ100キロが盗まれたという報道があった。
イモ泥棒は本当にあったのだ。芋畑など、素人では分からないし、まとまった量を盗むとなれば、芋を掘るのに慣れていて、捌く先のある人物であろう。

盗人猛々しいと言うが、サツマイモを盗んだ人間はなんとも思っていないのだろうが、以前の日本ではこんなことあったろうか。それも全部。

日本は、とても悲しい社会になりつつあるような気がしてならない。

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園児のサツマイモ 収穫前の盗難悲痛
朝日新聞デジタル2012年10月31日
 【池畑聡史】園児たちのサツマイモを盗んだのは誰だ? 安曇野市明科の市立明科南保育園で29日、園の畑のサツマイモ100キロが盗まれているのを、園児が見つけた。イモは園児たちが育て、11月6日に芋掘り、15日に収穫祭で焼き芋にする予定だった。
 発見は29日午前10時ごろ。成長を見にいった園児たちが「先生、大変、大変!」と、職員室にいた片桐厚子園長に駆け寄ってきた。片桐園長が、園の隣にある畑を確認すると、ツルや葉が刈り取られていた。土の中にも、イモは残っていなかったという。
 園児112人が6月に苗を植え、これまで雑草取りなどの手入れを続けてきた。事情を知った近くの明南小学校や保護者が、代わりのサツマイモを提供。焼き芋は無事実施されるが、片桐園長は「自分で育てたものを収穫して食べるという、お金で買えない大事な経験になるはずだった。切なくて言葉が出ません」と話す。

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