こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

コロと私と犬の十戒

2022年08月22日 | 犬との暮らし
今日から夏季休暇。
一週間といっても月〜土。
今日は所用があって半日ほど都内に出てきた。

この休み、妻と二人、夫婦水いらすで旅行に行くつもりだったが、マルチーズのコロ(9月24日で16歳)の容体急変で、これはキャンセル。
朝は家のことをゆっくりやって過ごした。
考えてみると、たとえコロのことがなくても、1ヶ月のホームステイ中の娘のフィアンセ一人留守番させておくのはどうかということで、これでもいいかと思っている。

昨日、コロが発作を起こしたが、少しおさまった時、散歩道を抱っこして歩いた。
すると、途中で降りるというのでおろしてやったらヨタヨタと歩いてくれた。
コロは犬だから何を考えているのかわからないが、歩こうとしたのだから歩きたかったのだろう。
このあと家に帰ったらまた発作を起こして病院に連れて行かれた。

救急処置、検査代、薬代は相当かかったが、これも家族の一員のためだから仕方のない出費だ。
コロのことを見ると私はいつもコロと初めて会った時のことを思い出す。
私と妻を射すくめるような目でみて、”連れて帰って”と言ってきた。

コロに何が見えているのか、もはやわからないが、水の代わりにアクエリアスを飲ませたら受けつけてくれた。
しばらくはこんな日が続くだろう。
旅行に行かなかったのは正しかった。

3年前にフラットコーテッドレトリバーのナイトと別れた時にも引用した犬の十戒を再掲しておく。

The Ten Commandments of Dog Ownership 
(犬を飼うにあたっての10の戒め)
1.My life is likely to last ten to fifteen years. Any separation from you will be painful for me. Remember that before you get along with me.
(ぼくの命はせいぜい10年から15年です。どんな形であっても、あなたと離れるということはとてもつらいことなんです。ぼくを飼うのであれば、そのことを覚えていてください。)

2.Give me time to understand what you want of me.
(あなたがぼくに何を求めているかがわかるまで時間をください。)

3.Place your trust in me- it's crucial to my Well-being.
(ぼくを信じてね、そうしてくれてこそ、ぼくは幸せに生きることができるのです。)

4.Don't be angry at me for long and don't lock me up as punishment. You have your work, your entertainment and your friends. I have only you.
(ぼくのことを叱り続けたり、罰として閉じ込めたりしないでね。あなたは他にやることがあるし、楽しみもあるし、友達もいる。でも、ぼくにはあなたしかいないんです。)

5.Talk to me. Even if I don't understand your words, I understand your voice when it's speaking to me.(ぼくに話しかけてください。ぼくにあなたの言葉の意味はわからないけど、あなたがぼくにかけてくれた声だということはわかります。)

6.Be aware that however you treat me, I'll never forget it.
(ぼくがあなたにされたこと、ぼくはそれを忘れないからね。)

7.Remember before you hit me that l have teeth that could easily crush the bones of your hand but that I choose not to bite you.
(ぼくにはあなたの手を噛み砕くことのできる歯があるけれど、ぼくはあなたをかんだりしません。ぼくをたたく前にそのことを思い出してください。)

8.Before you scold me for being uncooperative, obstinate, or lazy, ask yourself if something might be bothering me. Perhaps I'm not getting the right food or I've been out in the sun too long or my heart is getting old and weak.
(ぼくが手に負えなくなっていたり、意固地になっていたり、ダラダラしていたりしたら、ぼくが何かで苦しんでいるからじゃないかと、叱る前に考えてください。それは、もしかしたら、エサが合わないのかもしれないし、日よけのないところに出しっぱなしにされているからかもしれない。それとも、もう年をとって弱っているからかもしれません。)

9.Take care of me when I get old ; you, too, will grow old.
(ぼくが年をとっても、世話をしてくださいね。あなただって年を取るのと一緒です。)

10. Go with me on difficult journeys. Never say, "I can't bear to watch it ." or " Let it happen in my absence." Everything is easier for me if you are there. Remember I love you.
(ぼくがつらいときには一緒にいてください。「見てられない。」とか、「いないときに逝ってくれ」などと言わないでください。ぼくはあなたがそこにいてくれさえしたらいつも安心なんです。そして、ぼくがあなたのことを愛しているということ、忘れないで下さい。)

私も歳をとる

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (まかろん)
2022-08-23 08:01:16
コロさんへの深い愛情が伝わります。
読んでいて、胸がしめつけられるような思いがしました。
(母も年々、体調が悪くなっていっているので)


少しでも歩いてくれて、良かったですね。
コロ健さんとご家族が少しでも、コロさんと嬉しい時間を重ねていけますように。
返信する
Unknown (コロ健 to まかろんさん)
2022-08-23 18:24:27
ありがとうございます。
おかげさまで歩行器を得て、元気になりました。
たしかに嬉しいもので、大事にしたいと思います。
返信する

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