夏休みも本格化してきたようで、朝、鎌倉駅に到着する電車に空席が目立つ。
こんなに暑いのにくそまじめに通勤しているのもどうかと思うが、とにかくストレスが少しでも軽減されるのは助かる。
昨晩、鎌倉に帰ってきたら鎌倉駅のホームがすごい人で驚いた。
駅前には大声を出しながら海のほうからやってきた若者や、鶴岡八幡宮のほうから浴衣を着た女性とかがいる。
いつも通り、妻に車で迎えに来てもらい鶴岡八幡宮の前を通ったら、ぼんぼり祭りに来た人で、昼間のようにごった返していた。
実朝祭の今日が最終日なので、今夜もまた多くの人がやってくるのだろう。
鎌倉は昨日から強風が吹いていて、突風で鉢植えの木がいくつも倒されたそうだ。
医局で育てていたものの元気がなくなって家に持ち帰り、見事に復活したウンベラータもその一つ。
びっくりするほど大きく育った葉っぱが残ってくれたのは幸いだった。
今日も風は強く、東京もずいぶん吹いている。
東工大と医科歯科が統合に向けて動き出したというニュースには驚いたと同時に、この国の科学分野にかかわるヒトとモノの動きが変わることに期待を膨らませた。
統合によるスケールメリットにより、研究費獲得のための労力が統合によって削減されたり、研究費が全体として増えることにより、医歯工の連携したよりよい研究が生まれるのではないか。
もちろん、少子化に伴う優秀な人材の取り合いにも生き残ることができる。
日本ではすでにトップにある両校の研究レベルを統合したら、東大よりも上をいくことも可能で、偏差値ばかりが目標ではない学生は理三より医科歯科、理一よりも4類を選ぶようになるかもしれず、そうすれば偏差値による序列化の突破口になるに違いない。
そして、こういう動きは私立大学にも広がってほしい。
今のところ、薬学部歯学部を手に入れた慶應の一人勝ちだが、早稲田、上智、理科大あたりにも頑張ってもらいたい。
統合となると、ポストは減る、というか全体としてはお金が増えたらポストも増えるかもしれないがトップは1人でそこが問題になるか。
しばらくは襷掛けが、文科省からの天下り人事か。
まあ、こんなことは一部の権威の欲しい人の問題で、研究で名を成したい人には関係ないだろう。
さっき、医科歯科出身の外科医と仕事の話をしたついでにこのことを話したら、結構嬉しそうで、
あれ、本当ですかね、でも、東工大に申し訳ないですよ
なんて、謙遜していたので、
いやいや、ウィンウィンでいいんじゃない?
先生もそうなったらそこで頑張ってね!
と期待を込めて励ました。