台風15号。
窓を開けて様子を見るわけにもいかず、夜中のうちに何があったかわからない。ナイトだけを階下に寝かせておくのも、何かあったときにかわいそうなので2階の私たちの部屋で寝かせた。覚えているのは、雨粒が窓を叩く音と、ナイトのいびき。とにかく、土砂災害にはならなかった。逗子ではトンネル(通称小坪のお化けトンネル)が土砂崩れで通行止めとのこと。昨日、通ったばかりのところがそんなことになるなんて、びっくり。
さて、何事もなく眠って、いつも通りに目が覚めて、台風情報をみたら鉄道はどこも軒並み止まっている。首都圏のJRをはじめとする鉄道各線は昨日のうちから計画運休を発表していたが、朝の8時ぐらいから動かすという話だったので、私もちょっと空いた9時ぐらいに出かけようと思っていたら全くダメだった。いつまでたっても横須賀線が動く気配はない。
無理をしても仕方がないと、開き直って家のことをしているうち、台風一過、吹き返しの風はまだ強かったけれど、空はすっきりと晴れ渡った。湿度はすごかったが・・・。
結局、どの路線も運転再開は遅れ、山手線ですら、動き出したのは12時過ぎ。横須賀線が動かないのは当然で、午後2時過ぎの段階で、1時間に1本。1時間に1本って。
それも途中の二駅先の大船止まり。逗子から先が全く止まっていることを考えたら、良しとしないといけないのだろうが、それにしても大変だった。
大船から東京までは別に動いていてくれた。皆さんお疲れの表情だった。車窓から時折幹線道路や首都高がみえるが、どこも大渋滞で、ドライバーの皆さんもさぞたいへんだっただろう。こういう時は休めばいい、という声がネットで上がっていたけど、人それぞれ事情があるのだ。一概にどうこういうことは難しい。まあ、みんなで一緒に遅れる、というぐらいでいいのではないか。
なんだかんだあったけど、なんとか病院にたどり着いた。患者さんが目の前で待っているわけではないので、という点では病理は臨床医に比べたら少し楽だ。今日中に診断をしてしまえばなんとかなる。
仕事を始めるのが遅かったので、終わったのも遅くなった。全てを片付けて家にたどり着いたのは23時過ぎ。帰りも30分に1本だった。
窓から見える上弦の月が綺麗だった。
明日はいつも通りとのこと