こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

平和とは人間とは何かを考え続ける

2022年04月12日 | 日本のこと、世界のこと
 ロシアによるウクライナ侵攻の苛烈さは増すばかりで、すでに数万人の命が失われたという報道もあるし、ついにはサリンと思われる毒ガスを使ったとも。ウクライナ一国でロシアの侵略を防ぎきることは不可能なのは自明だし、経済制裁にどれほどの効果があるのかもわからない。ロシアにしても、この先のことをいろいろ考え、そのあたりの評論家が日々述べているようなことよりもよほど高度な作戦を練っているに違いない。ロシアの横暴をこのまま放置することは世界秩序そのものへの脅威であるとわかってるいるものの、自らの軍隊を提供してまでウクライナを助けることはどの国にもできない。そんなロシアといういじめっ子への憤りは増すばかりだが、ウクライナへのいじめを傍観者としてみているという状況を、私はどのように考え、どのように行動したらいいのかわからず、気持ちは落ち込む。

 人間社会はどこまでいっても、つまるところ個人同士の争いだ。個人を守るために家族を作り、家族は一族となりそれが集まって国となる。国同士の争いとして、ロシアによるウクライナ侵攻がある。マクロレベルではテレビ画面に映る小さな地図に赤や斜線でロシアの勢力範囲が示されている一方で、ミクロレベルでは一人一人の命を守る戦いがある。私たち一般の人間が目を向け、我が身に置き換えて考えなくてはならないのは、こういう戦いについてではないだろうか。

 この時代にこんなことがあるとは信じらないと訴えた医師、幸せを奪われたことを嘆き悲しんだ婦人、そんな人たちの声はどのような経過で起こることになったのか、そこへ至ったプロセスの中で何かできなかったのだろうか。平和に暮らしていた人が平和を奪われたのはなぜかと考えたところで、その平和そのものが正しいものであるかもわからず、その答えは分からない。それでも考え続けることを諦めてはいけない。

 今地球上は国同士、民族同士の諍いが絶えない。いっそのこと、仮想敵として強力な兵器を持つ宇宙人でもを想定したらアメリカと中国ですら結束するかもしれない。それでもいつまでたっても宇宙人が攻めてこなければやがては飽きてまた互いに喧嘩を始めるに違いない。ロシアの核ミサイルは世界中を向いていて、核攻撃を受けたと判断したら、即座に撃ち返して人類は滅亡するという。その時はその時だが、ソ連以来のそんなシステムによって殺されると考えると諦めきれない思いもする。それとも死ぬときは一瞬なのでそんなことには気が付かないだろうか。
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