スッキリした青空になったが、北風が強くてまったくの冬空。
(いつものことだが)朝から電車が遅れ、ホームで待つ間も寒かった。
締切間近だった英文論文の査読、面倒なので英語の堪能な娘に私の下手くそな英文の校正をしてもらった。
主語は?目的語は?と、学生時代の英作文の試験での苦い思いを蘇らせつつ、私の言わんとするところを伝えると、不思議なものできれいな英語になっていた。
そんなわけで、朝のうちに出版社にメールで送って無事終了してホッとした。
就任を発表する演説は大変しっかりした頼もしいものだった。
有色人種が欧米主要国のトップになるのは、米国のオバマ大統領以来ではないだろうか。
世界の人の動きはどんどん加速しており、優秀な人間が肌の色に関係なく躍進していて、今回の新首相の誕生は英印の関係にも影響を与えるに違いない。
日本人もこういった流れの中に入ってもらいたいのだが、なかなかそういかない。
それにしても、このイギリスの首相交代劇をみると政治というのがいかに難しい高度な仕事であることを思い知らされる。
もちろん、日本の政治だって大変で、誰がやっても難しいに違いない。
今、岸田首相の手腕が問われているようだが、正攻法で行ったらこんなものではないだろうか。
旧統一教会の問題は国会は少し空転させてしまったが、大臣を信じていたら、こうなるだろうし、そもそも、ちょっとしたことでいったん任命した大臣の首をすぐにすげ替えていたら首相の信用問題となる。
今回更迭された大臣の資質が想像以上のレベルの低さだったのが想定外だったので、いい勉強になったのではないだろうか。
岸田首相は正攻法でどれも突破しようとしている。
ある意味性善説であり、人を疑うということをせずにこれまでやってきたのではないだろうか。
大臣の事実上の更迭についても謝罪したというし、これはこれでわかりやすい。
安倍ー菅政権では、どんなことがあっても謝るようなことはなかったわけで、その結果、役所も濁り、自殺者まで出した。
そんなふうに考えると、この政権はそう悪くはないのではないか、私が求めていたのはこんなふうに曲がりなりにも正直に正攻法で困難な時代に立ち向かっていく政治家だったのではないかと思うし、これまでの政権運営の方針もなんとなくわかる。
生き馬の目を抜くような世界では”新しい資本主義”もなかなかすぐには機能しないのかもしれない。
安倍ー菅政権の時のような、裏社会に手を回すようなことのできる汚れ役を買って出る参謀がいなければこんなものなんじゃないか。
なにかやるとタイミングが悪いというか、マスコミに突っ込まれるネタを提供しているものの、自民党が正攻法でいくことを決意し、“清浄”になったら、案外うまくいくのではないか、そんなふうに楽観的に考え期待している。
円安も考え方次第だし
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