私はロクな人間ではないと思って生きてきた。こんなことを言うと、
”じゃあ、私との人生はロクでもないとでも言うの?”
と、妻が悲しむが、そんな意味で言っているのではない。それに常々書いているが、私のようなロクでもない人間を救ってくれたのは妻だし、妻が育てた子供たちだ。
私がロクでもない原因の一つは自己肯定感が極めて低いということだ。原因は去年ガンで亡くなった父にあると思っているが、いまさら責めたところで何もならないし、子育てに正解はない。父と私の関係をプラスマイナスで勘定したら、父から受けた愛情の方がよほど大きい。
私は自分の人生で誇れるものが一つもない。もちろん、妻や子供達を否定するものではないが、彼らは彼らであって、私のものではないし、私の本質を示してはいない。ただ、昨日だか一昨日、ダウン症の弟が私にとても素晴らしいことを贈ってくれていたことに気がついた。
昨今、いじめとか差別のことが話題に上がり、過去のそのような問題が取り上げられて社会的地位を失う人すらいる。私自身、人に意地悪したり冷たくしたことはある。だから、誰にも責められることのない人生を歩んできたなどとは口が裂けても言えないし、人を傷つけたこと、悲しませたことを思い出すと、やっぱり私は自分に誇れるものなどないのだと知る。
ところが、私が気がついたこととは、ダウン症の人のことを差別したことがないということだった。ダウン症の人だけでなく知的障害のある人のことを差別したこと、違和感を感じたことというのがない。これは、弟が知的障害のあるダウン症だからだろうし、さらには弟の友人の知的障害のある人のことに対しても、いじめとか差別とかそういったことをした記憶がない。これは当たり前のことなのかもしれないが、私にとっては素晴らしいことだ。こんな私であっても自信を持っていいと思えることを、弟はプレゼントしてくれていたのだと知り、とても感謝している。
自信を持って
なんだか最近、お元気ない様に感じています。
先生の誇れる所、沢山あるように思います。
もっと自信を持って下さい。
お父様と色々とおありだったのだと想像つきますが、
ただ、お父様からの報恩謝徳を忘れないで下さい。
私の次男は自閉症スペクトラムです
小さい頃から子育てに悩み考え
辛い思いもしてきました
そしてその障がいについていろいろ学びました
なので、やはり同じものを抱えている人について
寄り添うことができるし、理解もできます
ただ、もしうちの子が健常だったらどうだったろう・・・と
時々考えてしまうことがあります
人の痛みがわかる、というのは
経験を積み重ねたからこそなのかな、って・・・
彼を育てることで 私自身の気付きがたくさんあったのは事実です
だから苦しかった思い出も全て宝となっています
以前、私が自信を無くしていたとき、
友人が「ジュリアさんのいいところ」
というタイトルで
箇条書きにして示してくれました
私はそれを泣きながら読みました
奥様にコロ健先生の良いところを
聞いてみてください
きっとたくさんありますよ!
長々とすみません
>ロクな人間ではない
>人生で誇れるものが一つもない
まあ、この評価に口出しはいたしませんが、コロ健さんがこれまで多くの人の命を守り、救ってきたことは、誰にも否定できない事実ではないでしょうか。
それではまた。
こんにちは、元気が無いように感じられますか。どうしてるんでしょうね。考えれば考えるほど、生きることって難しいのだと考えてしまうからかもしれません。これ、ちょっと行き詰まってますね。
そうですね。
一人で抱え込むようなことはせずに、妻に尋ねてみます。
そのことを拠り所にして考えます。