こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

マスクいやいや

2020年10月13日 | 日々思うこと、考えること
今日はアベノマスクをつけて出た。ここのところ、妻が作ってくれたガーゼマスクを使っているが、気分転換に改造アベノマスクもいい。何度も洗って使える、というふれこみ通り、改造していても今のところ特に問題なく使用できている。あの時点でマスクを買うことができない人は少なからずいただろうし、マスクを配る=マスクはしなくちゃいけないものだと啓蒙できたのもよかった。米国大統領が選挙集会で福豆よろしくマスクをほうり投げていたがあれよりはいい。この国の総理大臣はあのようなことをする人でなくてよかったと思う。

先日、理研が発表したマスクの飛散防止効果についての研究では布マスクでも8割ぐらいは抑制効果があるとかで、基本的に使い捨てである不織布マスクよりは経済的にも省資源的にもいいということになりそうだ。また、飛散防止効果が最も高い不織布だが、不織布の細かな繊維が肌荒れの元となるとかで、肌には最もよくないらしい。

最近、マスクがどうしても苦しく感じるようになってきた。家を出るときにマスクをするぞ、と思うとそれだけで口の周りがムズムズしてくる。電車内であっても喋らないでいたら自分が感染していたとしても誰かに移すことはないのだが、不意に咳をしてしまうことがあるし、逆に誰かが咳払いをしたらうつされてしまう。相互の自主規制が必要。歩いていても2メートル以上離れていたらマスクを外していても問題ないので少しでも外していたいところだが、誰かとすれ違うたびいちいちつけるのも面倒。結局、付けっ放しとなる。

幸い職場は私一人。部屋に私は一人なのでマスクは外して仕事して、誰かが来たらマスクをつけて対応する。一人病理医の特権、というほどではないが、こればっかりは塞翁が馬、結構恵まれた環境だと思っている。それでも、マスクをつけるたび息苦しくなる。マスクうつとでもいう状況だろうか。すっかりマスクいやいやだ。不思議に感じるのは切り出しとか、解剖の時にマスクをつけても全く気にならないこと。マスクをつけるのが当たりまえのシチュエーションであれば平気ということなのだろう。そのうち、マスクを日常生活でつけるのが当たり前の世の中になったら気にならなくなるのだろうか。
顎透明マスクの効果は?

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