最近、それぞれのエントリーが冗長で、いくら頑張ってもスッキリした文章とならない。限られた時間で推敲しても今ひとつで、今日は思い切って”つづめ”て書こうと思った。
ところで、この”つづめて”という言葉、これまで”縮めて”の発音違いか、それともどこかの方言なのかと思っていたがきちんと調べることもなく、うやむやにしてきていた。どちらも同じような意味だということは自明だが、”つづめる”、のほうが使われる頻度は低く、私には耳慣れない。それだけにかえって、そんな言葉をタイトルに使ったらカッコイイのではないかと、”今日はつづめて(約めて)”としてみた。
なにはともあれ、”つづめる”という言葉、よく知らないで使うのはよくない。とにかく調べようと、病院に置いてある広辞苑(第六版)で調べてみたのだが、書き写すのを忘れて帰ってきてしまった。
こんなことで引き延ばしていては当初(この場合頭書でもいいか?)の目的を達することができないので、ネットの辞書から引くことにした。出典は敬意を表してgoo辞書。
つづ・める【▽約める】 [動マ下一][文]つづ・む[マ下二]
- 1 短くする。ちぢめる。「着物のたけを―・める」
- 2 簡単にまとめる。要約する。「―・めて言えば」
- 3 倹約する。節約する。「支出を―・める」
いっぽうの、 ちぢ・める【縮める】 [動マ下一][文]ちぢ・む[マ下二]
- 1 長さを短くしたり、広がり・分量を小さくしたりする。「着物の丈を―・める」「文章を―・める」
- 2 期間・時間・隔たりなどを短くする。「記録を二秒―・める」「命を―・める」「格差を―・める」
- 3 からだを丸めるようにして小さくする。「寒さに身を―・める」「首を―・める」
- 4 布にしわを寄せる。「絞り染めをして―・めた布地」
どうやら、文章を短くするというような場合は縮めるの方がいいようだ。というのも、つづめるは、字も要約の約の字を使っているわけで、私の当初(頭書?)の目的は、今日のエントリーは短いものにするということで、一旦何か書いたものを要約するというわけではない。そんなわけで、今日のタイトル、つづめて(約めて)はよしてちぢめて(縮めて)にした。下手に使って、知ったかぶりを露呈することにならなくてよかった。
そのうち学会(が開かれるようなことがあったらだが)でもで、私が司会のセッションで発表時間を超過して延々と話している人がいたら、「先生、もうちょっとつづめて話していただけませんか」とでも言ってみようとは思う。
考えてみると、そもそも”(最近長めなので)今日は手短に”、とか、”短めのエントリー”とかいうタイトルの方が良かったような気がする。どうしても”つづめて”という言葉を使いたかっただけだったようだ。それならそれでズバリ、”つづめるとちぢめる”でもよかった。
また長くなった
「つづめる」という言葉、初耳でした。
まだまだ日本語を使いこなせていないです(恥)
つづ・める、は①つづまるようにする。短くする。要約する。法華義疏「長を促(ツヅメテ)短にあらしむ可からず」。平家物語「弥陀如来、60万億那由多恒河沙の御身をー・め」「ー・めて言えば」②簡潔にする。切りつめる。質素にする。日葡辞書「ショタイ(所帯)ヲツヅムル」
ちぢ・める、は①狭くする。小さくする。短くする。太平記「四蹄をー・むれば双六盤の上にも立ち」。「寿命をー・める」②しわを寄せる。③恐れなどで身をすくめる。
とありました。
やっぱり、つづめる、はもともとあったものから余計なものを削ぐというニュアンスのようです。一方、縮めては”萎縮”に通じてしまいそうですね。
今回の場合、「今日は手短に」とかのほうがよかったようです。
日本語を上手に使えるようになると、自分自身の可能性が広がるように思います。
外国語も使えると、世界も広がりますね。
自分の可能性というものをもっと考えてみたいですね。