寒い。
今日の気温は11月下旬並みとかで、薄い上着を羽織っただけで出かけようとしたらせめてこれぐらいはと、妻がネックストールを渡してくれた。首回りを温めたらずいぶん楽になったが、いざ駅のホームに立つと、用意しておいてくれたセーターを着てくるべきだったと後悔した。
台風14号のせいなのか、このまま寒くなるのかはわからないが、季節はちゃんと移り変わっていく。
今の職場に異動してから早くも1年(新しい職場に、そして消費増税
2019年10月01日 )。社会ではそれはもういろいろなことがあったが、過ぎてみたらあっという間。こうして人はいつの間にか年をとる。1年間は様子見をしようとのんびり構えていたが、その1年も過ぎて、そろそろ病理医人生のラストスパートをかける時となった。
この半年は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)により生活習慣が一変したのは私だけのことではない。そんななか驚いたのは、COVID-19が人間の本性を明らかにしたこと。誰もが等しく罹患の可能性がある感染症というのはこれほどの威力があったのかと。
世の中で、何が必要で何が不要かということが露わとなった。今、苦境に立たされている、不要というかなくてもいいと考えられている人やモノも将来、やっぱり必要だと考えられて復活するかも知れない。
本当に必要なものは復活するだろうし、新たに必要なものとして生まれ変わるものもあるだろう。それが何かを多くの人が血眼で探している。
一方で、COVID-19のおかげでとてつもなく業績を伸ばした人ももちろんたくさんいる。たまたまどこでなにをやっていたかというだけだが、時代の変化というのはこうして突然やってくるものなのか。
明日はセーターを着るか