こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

平和の祭典のすぐ横で

2024年08月05日 | 日々思うこと、考えること
雲が出ているので少しは楽かと思ったら、90%を超える猛烈な湿度で駅の段階ですでに頭がクラクラした。

おととい見舞った親戚は昨日の未明に亡くなった。
先日99歳の誕生日を迎えたばかりだったが、残念だ。
おとといの昼からすでに容態は悪化していて、お会いした時にはこの先どうかと感じたが、一緒にいた妻には”まだ大丈夫じゃない?”などと気休めを言っていたのだが、その日のうちにとは。
ああいう時、専門知識がある人間としてはどう対応すべきだったのかと考えてしまう。
故人の遺志で密葬ということだが、それでも妻など近い親族は葬儀に行く準備を始めている。

パリオリンピックは、競泳陣が総崩れで、団体競技もセカンドウィークに進むことができず、沈静化しつつある。
一つ良かったことといえば、太田雄貴が普及に尽力したフェンシングが好成績を収めたことだろう。
もはや太田とは関係ないだろうが姪がフェンシングを始めたは楽しみなことだ。

平和の祭典のすぐ横で、ウクライナ・中東情勢は膠着したままで日々人の命が失われている。
オリンピック休戦どころか、中東では全面戦争の危機すらあるという。
オリンピックの持つ社会的役割はすでに失われていて、単なる娯楽でしかないのだろう。

スポーツを娯楽に貶めたのは、商業主義に他ならないが、競技の維持運営のためにはそこに頼るしかない。
すべてが理想的に回ってゆくわけなどない。
人の数だけ考え方はあって、それを統合することは困難なことだ。
どの考えが正しいのか誤っているのかを決めることもできない。
せめて、真実と偽善を見極めていくことができるようになりたい。
3位でも上出来

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2 コメント

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Unknown (Tristan)
2024-08-05 08:43:39
>人の数だけ考え方はあって、それを統合することは困難なことだ。
>どの考えが正しいのか誤っているのかを決めることもできない。
まったくそう思います。
でも、世界にはそれを統合して、“こういう考え”が正しくてそれ以外は間違っているという仕組みの社会もありますね。
そして、その仕組みの違いが無用の争いを引き起こしているようにも思います。
もう、人間はどうしたらいいいんでしょうかねえ。。。
と、思ってしまう今日この頃です(-_-;)
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Unknown (コロ健 to Tristanさん)
2024-08-05 11:54:49
ありがとうございます。
今の状況は、60過ぎの人間が老い先短くあたふたしているのとはちょっと違うように思いますが、どうなんでしょう。
人間として劇的なことはできませんが、少しでも自分の良心に従った、他者を思いやる何かを発信するしかできません。
返信する

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