こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

勘違い

2008年03月17日 | あの頃のこと…思い出話
二十代の頃、「目上の人でも物おじせず、明るくはきはきと話すこと」が、いい人、(その年齢なりの)立派な人であるかのように思っていた。
でも、それって、馬鹿でした。

もちろん、何か話すときには大きな声で話さなくてはいけないけど、考えながら話さないとね・・・それが無理なら、せめて話した後、考えるとか。

あと、「知ったかぶりをしない」というのも大きく勘違いしていました。
勉強したうえで、それでも知らないというのならいいけど、「知らないから聞いているんじゃないか」というのはただの開き直り。

まあ、今でも未熟だけど、若いころはもっと未熟で馬鹿でした・・・
でも、今はネットのおかげで、付け焼刃の知識は付けられるようになりましたよね。僕の後輩でもすぐネットっていう奴いました。すごい大学出てるんだけど・・・

知ったかぶり、開き直り、付け焼刃(orやっつけ仕事)
こういった、自分を裏切ることはしちゃいけません。

いじめとタバコと飲酒運転 3

2008年03月15日 | いじめ飲酒とタバコとギャンブル
夜遅く、鎌倉駅前でタバコを吸ってる同じ位のおやじと口論になった。
そのおやじとのやりとり
(信号待ちのすぐ横でたばこを吸われて、煙をかけられたので)
「くさいですよ」
「俺に言ってるのか?」
(ほかにいねーだろうが)
「そうです」
「あ、ごめんなさーい」
(そういう謝り方を親に教えられたのか???)
「こんなところで吸う必要ないでしょう」
(タールのヤニ臭い息を吹きかけつつ)
「あ、ごめんなさーい」
「臭いですよ」
「あ、あなたの息はきれいですねー」
「私も吸っていたけど、やめたんです」
「そう、あなたは偉いんだー」
「そういうことを言っているんではありません。自分のみじめさを知りなさい」
「あ、ごめんなさーい」
「謝ってすむなら、警察はいりません」
というところで、駅前の駐輪場。私も自転車を停めていたが、恐ろしくなって、結局、自転車には乗れなかった。私を追い越して行った件の男はその後無灯火の自転車で走り去って行った。
あいつもニコチン中毒から離脱できれば、こんなに惨めな思いをしないで済むのに。せめて、江ノ電側の駅前三角公園には喫煙場所もあるのだから、そちらで吸ってから帰ればいいのに。
駅を降りてすぐに吸うということは、家では吸えないということだろう。そのおやじにも奥さんが居るのかな?見た目は私と同じくらいだから、小学生くらいの子供でもいるかもしれない。

なんで、大の大人がこそこそしなきゃいけないんだ???
タバコを吸うがゆえに、こんな、惨めな思いをしなくてはいけない。

そして、もっと最悪なのは、知り合いがいないところではタバコを吸うということ。そのたびごとに心は、貧しくすさんでいく。

あと、鎌倉市は世界遺産登録を目指しているようだが、まずは、旧市街内は全面路上禁煙にしないといけない。ただ、喫煙所は作ってあげたほうがいいだろう。ところ構わずタバコを吸う輩がいるからね。
駅前だったら、JRの東急の裏側の駐車場はどうか?JRもあれだけ儲かっているのだから、それくらいしたほうがいい。あそこをタバコスペースとしてホームも全面禁煙、裏駅の三角公園ももちろん禁煙にする。八幡宮も休憩所の周りは禁煙にして、美術館のひょうたん池側のちょっと奥まったところを喫煙所にするといい。天園にしても、大仏にしてもハイキングコースの横、ちょっと奥まった所に喫煙所を作って、タバコのみはそこに集中させる。
タバコの自販機も喫煙所だけにする。(昔しょっちゅう使っていた)小町通りの不二家前の自販機のような、タバコを買うに”絶好”の場所にはあってはいけない。あのような自販機の存在はまったく悪で、未成年者の喫煙の助長(あの自販機は深夜12時頃まで売っていた)を促しもする。タバコは“なければ”やめられる。
私も、ニコチン中毒だったころ、ニコチンとタールのべったりした部屋で、目をしょぼしょぼさせながらでも、タバコを吸っていた。だってね、ニコチンの補給が目的だから、環境はどうでもいい。周りの人もどうでもいい、それがタバコ吸い=ニコチン中毒者だ。
公共の場所での分煙については、本気で行わなくてはいけない。
鎌倉市もぜひ、そうしてほしい。

(写真は件の自販機ではありません、それにしても、日本全国どれも同じで、個性がない=どれも目的は同じ、ニコチン中毒の維持拡大)

馬鹿の一つ覚え

2008年03月13日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと
周りには自分よりできる人間がいっぱいいる。学歴がすごかったり、卒業してから頑張ってすごくなったりとか、留学してすごくなったとか、すばらしい論文をたくさん書いているとか・・・数え上げたらキリがない。
こういった人たちは、当然勉強好きで教科書、論文をよく読んでいる。先見性もあって、幅広い知識をもっていて、尊敬するに値する人も多い。
さて、愚者である私はどうするべきか?
一つのことを毎日毎日やっていくことだろう。同じことを繰り返しやっていけば、それはいつか自分の骨身となっていく。
「私はこれしかできません」でいい。
これが、私なりの『馬鹿の一つ覚え』
覚えたことをひけらかすつもりは無いし、押し付けがましく繰り返し持ち出すつもりも無い。
ただ、医学の進歩の役に立ちたい。
医学のなかの病理学の一隅を照らしたいがゆえに、馬鹿の一つ覚えで(あんまりがんばらず)すすんでいきたい。


春ですね

2008年03月12日 | 通勤・交通・旅行
早咲きのサクラがきれいだ。
このサクラ、去年の今頃は、後ろのマンションの建設で、枯れてしまわないかとヒヤヒヤしていたのだが・・・よかった。元気に咲いてくれた。
いつも歩く川のソメイヨシノのつぼみもずいぶんと大きくなってきた。
今年の開花予想は26日頃、ということで、あと2週間ほど。楽しみですね。

灯台下暗しと大正デモクラシー

2008年03月11日 | 日々思うこと、考えること
中学生くらいのころか?この二つの言葉が重なって聞こえた。
灯台と大正はずいぶん違うが、下(もと)とデモは”と”と”モ”がおの段で、ちょっと近い。暗しとクラシーは同じだ。
意味はどうやってもつながらない。つながる場所が無いほどかけ離れた言葉だ。もちろん文章を作ろうと思えば、「大正デモクラシーについての資料を探していたら、昨年無くなった叔父の形見の日記に行き当たった。まさしく灯台下暗しだ。」なんて、つくれるが・・・
しょうもないことなんだけど、ずーっと気になってて、つい忘れてしまいそうになるので、今日は、このことを記載しておこう。

早いよね

2008年03月10日 | 家族のこと
病院に置きっぱなしにしているメガネケースをふと見ると、5,6年前の子供たちの写真が。
子供が育つのは早いというが、ほんとに早い。
大人の1年、子供の1年、すごく違うけど、やっぱり、大人になるとスピードが速くなるんだろうね。
子供のころは時間が永遠に広がっていた。
大人の今、人生の半分生きてきて、時間は何もできないうちにあっという間に過ぎていく。でも、今が一番若いから、自分がやれることをこつこつやっていかないといけないね。
子供だったけど、今でも子供、だって、全然成長していないんだもの。

意外と冷たい雨

2008年03月10日 | 通勤・交通・旅行
結局昨晩、サザエさんは見ないで、大河ドラマを半分くらいだけ見た。うちは会話が無くなることを極度に恐れているため、食事スペースにテレビを置いていないので、テレビを見るときは、テレビを見るための部屋(われわれの寝室だが)に皆で移動しなくてはならなくなる。
で、一週間が始まった。
昨晩は、意外とあたたかだったが、満員電車から降りたら、今朝の雨、冷たかった。
ここんとこ、花粉症だか、黄砂だかのせいで、夜中の咳が酷くて眠れないせいで、珍しく電車でぐっすり寝てしまい、体が温まってしまったためかもしれないが・・・
今週は暖かくなるというが、早く春らしく暖かくなってほしいね。

勤務医のあした

2008年03月09日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと
週末の休みももう終わり。サザエさんの時間が近づいてきた。
今週末は昨日小さな勉強会(半日)があったのと、来週末の講演の準備があって、あまり休めなかった。オンコールで遠出もできなかったのだが。
といってもね、もっとたくさん(350日ちかくとか?)働いている人もいるだろうし。あんまりぜいたくは言えない。
救急の先生はじめ、勤務医で日当直のある先生は大変だよね。ほんと。
30代まではいいだろうけど、40代50代となると、家も留守がちになるし…そりゃ、やめるよね。病院勤め。
オフィスクリニックを開業して、休みは確実に、経費で高級車、となればそちらを選ぶし、そうすべきだろう。だって、6年もかけてせっかく医者になったんだから当然だ。結局は、勤務医不足になるわけだ。
なんていってて、自分はどこの病院で診てもらえばいいのだろうと、心配になる今日この頃だ。
今日の鎌倉は少し風が強かったけど、いい天気だった。人もずいぶん来ていた。散歩をしていたら、今年初めて鶯の声が聞こえた。

私は愚者

2008年03月09日 | 日々思うこと、考えること
”賢者の言葉”で検索したら、30万件以上ヒットした。びっくり。
人はみな先人によって生かされているわけだけど、そのなかでかしこい人の言葉を聞きたい、そして実践したい。私もその一人で、本を読んだ。
処世術集のようなもので、こうしたらうまく生きられる、というよりは、こう生きればつらくない。というような内容に思われた。
そうなんだよね、人生って、”うまく立ちまわること”がとても大切で、そのことを後悔しないこと、ストレスに感じないことが、大切ということ。
私は、そういう風には生きられない。”うまく立ち回ろう”とすれば、罪悪感にさいなまされ、ストレスを感じ、何も進まないし、うまくいかない。
でも、ほとんどの人の人生は、きっとそうに違いない。というか…そうでないと世の中は回っていかない。
うまく立ち回れない私は果たして愚者なのだろうか?

44歳

2008年03月08日 | 読書、映画、音楽、美術
大道 珠貴の「立派になりましたか?」という本を読んだ。初めはFMヨコハマで、紹介されていて、おもしろそうだな、と思っていたら、「しょっぱいドライブ」の人だった。登場人物はみな、等身大で、すぐそこにいそうなひとばかり。
今度の本の登場人物たちも、電車ですぐ横に座ってそうな人ばかりだ。
ひるがえって、自分の44歳に思いをいたす。彼らよりも何もない。
幸せだから何もないのだが、人生として充実したものかはよくわからない。高学歴、バスケができる程度の身長はある。収入も医者の中では最低ランクだが、低くはないのだろう。とすると、結構いろんなものを手に入れているのだろうか?
こんなんでは、小説のネタにはならないのは当然なのだが、この年だと、半分固まっている。この先、何がどう変わるのだろう。それが、不幸せだ。
「立派になりましたか?」でも、ほぼ同じ。希望がない。あらたな展開がないというのは、われわれの年代に共通のことだね。やり直したい、気持ちはあるが、気力がない。
辛い年代だね。この先は今の状態をを引きずっていくしかないのだが・・・

啓蟄

2008年03月05日 | スポーツ・健康・ダイエット
春の訪れとともに、花粉の飛散は本格化し、黄砂もすごい、昨晩の雨のおかげで、若干空はきれいだったが、やっぱり苦しい。

花粉症を発症したのは2、3年前、風邪だと思っていたが、熱は平熱の35度台、これが花粉症というものだろうと思っている。

血液検査を行わないといけないがそこまでしなくてもいいだろう。

それにしても暖かになってきて、身も心もウキウキしてくる気が…いい季節ですね。

テンパイ

2008年03月05日 | 通勤・交通・旅行
医局エリアの中にあるトイレ(もちろん男性用)は個室(大)3、朝顔(小)3および洗面台2よりなっている。3,3,2で、いつあがるか楽しみにしているのだが、なかなかあがらない。
これまでの最高は、イーシャンテンまでで、テンパった事もない。
朝なんかは大がそろっていて、小も一人か二人使っているところに入っていくことがあるのだが、手を洗わないで出ていっちゃう医者とか、洗っても慌ただしくすぐに出て行ってしまい、頭がそろわなかったり、用を足すのでもすぐで、なかなかハラない。
昼は歯磨きタイムで、洗面台はだいたい誰かが使っていて、頭には不足しないのだが、用を足す人間が結構バラけてしまい、なかなかそろわない。
夕方の狙い目は月に一度の医局会か、外部の講師などによる講演会の後だったりするのだが、やっぱり、頭がそろわないことがおおい。
わたしが、用を足すもしくは昼休みの歯磨きタイムごとにひそかに上がりを狙っていることを知っている医師は、今のところ院内にはいないはずだ。始めて気がついたのは、小をしているときで、小3、洗面台2で、「おお、これは!」と思ったのだったが、隣の医者はそのことに気が付いていただろうか?
悩みは、私が大に入っているときに外の確認ができないということだ。「あがった!!!」と思った瞬間、私は、一度外に出て確認しなくてはならないのだが、それではいけないわけで、もう一度はいったら、やっぱり振りテンになってしまうに違いない。
朝の通勤時間帯の電車ではこんなこともよくあるのだが・・・やっぱり、知った顔で上がった瞬間には、そのばにいるみんなに教えてあげたいと思っている。
でも、みんながみんな、麻雀を知っているか、知っていれば、感動してくれるのはまちがいないんだけどな・・・・

ちなみに、写真は小田急のトイレです…念のため。