日本病理学会主催の講習会(ゲノム病理診断講習会)をオンラインで受講。
暖かな天気だったので、ベランダで聴くことにした。都内の密な講演会場で聴くのとは大違いで楽ちんだ。講師の先生は東京の会場に3人ほど集まったようで、あとは、地元からだった。新型コロナのおかげといってはなんだが、移動の要不要が急速に明らかとなってきている。移動会場に費やされていたお金が別のことに使われるようになって、1年前までの会議室ラッシュが嘘のようだ。
臨床の現場は遺伝子解析が席巻していて、患者さんから採取された検体を正しく適切に処理をすることのできる病理医の役割が飛躍的に重要となっている。がんゲノム診断に関する講義なのだが、PCRとかウェスタンブロッティングだのを使って研究をした最初の世代だったのは幸いで、これらの内容になんとかついていっている。それでも”いまさら聞けないこんなこと”なんていうのがたくさんあって、大いに役立った。一番知りたかったのがClinVar。がんゲノム医療で行うエキスパートパネルでよく出てくる言葉。どうもデータベースらしいということで、ググってやっとわかった。そうしたら、You Tubeとかにも解説があっていろいろ勉強できそう。1人病理医をいいことに不勉強のままだとこういうことにいなる。こういう講習会というのでも、ずいぶん刺激になる。
小鳥のための餌台をちょっと離して置いたら、スズメが群れでやってきた。この間までは7羽だったが、今日は10羽。二家族ぐらい集まっていた。スズメがバタバタしているのを背中越しに感じながら講義を聞いた。
朝、9時半から途中休憩を挟んで終わったのは16時少し前。私の病理診断科もまだまだ整備しなくてはいけない問題点が浮き彫りになったし、まだまだ汗をかかなくてはいけないようだ。
終わってから、散歩に出かけ4キロほど歩いた。
鎌倉も結構揺れました