きんちゃんのぷらっとドライブ&写真撮影

「しんぶん赤旗」の記事を中心に、政治・経済・労働問題などを個人的に発信。
日本共産党兵庫県委員会で働いています。

兵庫県小野市で「福祉給付制度適正化条例」、いわゆる生活保護費のギャンブル使用監視法案が可決成立

2013-03-27 20:51:46 | 予算・税金・消費税・社会保障など
兵庫県小野市で「福祉給付制度適正化条例」、いわゆる生活保護費のギャンブル使用監視法案が可決成立 【3月27日】

その「福祉給付制度適正化条例」には、生活保護の受給者を対象に、過度なギャンブルによる給付金の無駄遣いを戒める条文がある。
さらに市民に対しては、そうした給付金の無駄遣いの現場を発見したときは、「速やかに市に情報を提供するものとする」と、情報提供を市民の責務としている。
4月1日から施行されるこの条例に小野市民は「監視するというのは、抵抗がありますよね。実際あっても、多分、通報とかはしないと思いますけどね」、「あまりにも目に余るようなことであれば、(通報)しますけど。実際、その方の生活はわからないので、できないですよね、なかなか」、「条例という雰囲気をつくったら、たぶん(通報)するんと違う?」、「通報するのは義務なんでしょうけど、人間生きていたら、何かしらの、いろんな理由があって。違う方面から、手助けする方法もあるのかなと」、「実際、誰が受給しているかわからないので、通報のしようもないですけど」などと語った。
【FNNニュースより】


兵庫・小野市で生活保護費無駄遣い禁止条例 情報提供は「責務」 【FNN・動画付】

生活保護費の浪費禁止条例を可決 兵庫・小野市 【神戸新聞】

生活保護費の使い方は、その人その世帯によって自由のはず。
無駄遣いと言っても千差万別です。テレホンショッピングなどで無駄遣いしたり、お酒びたりになったり、携帯やパソコンのネットサービスの課金、株や先物取引などでの損失…。
その中でギャンブルだけを特別視するってのはどうもおかしい。

無駄遣いしてしまうっていうのは、本人の意志の問題というだけでなく、メンタルな面や健康面、生活基盤などの背景があると思います。

それをトータルにケアしていくのが生活保護の本来のあり方です。監視だけで解決されるとは思いませんね。