県知事選挙 争点と様相② 福祉・安全・平和 田中候補 人にやさしい県政
井戸県政は、県民の福祉、医療、暮らしを徹底して切り捨ててきました。
「行革」で老人医療費助成の改悪をくり返し、2008年度の改悪で当時17万5千人だった助成対象者を一挙に減らして12年度は2万3千人に。重度障害者、一人親家庭の医療費助成も、有料化、自己負担増、所得制限強化がすすみました。
南海トラフ地震・津波が危倶されているときに県は、県立こども病院を高台から津波被害の危険がある海沿いの人工島ポートアイランドに移転させる計画です。医師会をはじめ県民の批判が集中しています。
借り上げ復興公営住宅の入居者に、「借り上げ期間は20年」だとして退去を迫っていることも大問題です。
受験競争が激化し、遠距離通学を多く生む高校通学区拡大を15年度に予定しています。

県下全域をかけめぐる田中候補
原発固執する知事
大飯原発再稼働の道を主導した張本人が井戸知事です。昨年5月に関西広域連合が大飯再稼働容認の声明を発表。これが決め手となり政府は再稼働実施へ突き進みました。連合長の井戸知事が他の首長を説得し、自ら声明をつくりあげたのでした。昨年6月の会見で、再稼働への道を開いた同声明について「一つの役割を果たした」と自賛しました。
「原発をやめてどうするのでしょうか。電気代がどれだけ上がってもいいのか」(昨年6月)と、財界の主張そのままに原発に固執しています。
兵庫県は米軍機低空飛行訓練ルート「ブラウンルート」に入っており、危険なオスプレイ飛行が心配されていますが、県は配備に反対せず、国に情報提供を求めるだけです。
平和愛し子大好き
「憲法県政の会」の田中候補は、「兵庫プラン」で「第2の転換 人にやさしい県政」を掲げ、「お金がなくて病院に行けない」という子育て中の母親や高齢者らの悩みにこたえ、中3までの医療費無料化や各医療費助成の拡充を訴えます。
県立こども病院のポーアイ移転中止、認可保育園増設、国保・介護の負担軽減などを公約。教育ではいじめ・体罰をなくすために全力をあげ、少人数学級拡大、高校通学区拡大撤回、中学校給食推進などにとりくみます。借り上げ復興住宅は希望者全員の継続入居を保障します。
財源は、ムダな支出の削減などで生み出せることを明らかにしています。
「第3の転換 憲法生かし平和と安全守る県政」で、原発ゼロをはじめオスプレイ配備・訓練中止、憲法9条を生かした平和の自治体外交などを公約。南海トラフ地震にたいし住民の命と安全を最優先にした防災計画を作成し、避難計画・訓練を充実させます。
田中候補は訴えます。「平和を愛し、子どもが大好きです。憲法を生かし、連帯感を持ちお互いに尊重し合える社会、兵庫県をつくりましょう」(おわり)
「しんぶん赤旗」日刊紙 2013年6月29日付掲載
関西広域連合の会長としての井戸さんの発言が、大飯原発の再稼働に結び付いたと言います。井戸さんは、「ベストミックス」論で、原発と火力と自然エネルギーを組み合わせると言います。なにか自然エネルギーを普及するかのように装いながら、しっかりと更なる原発再稼働をということです。きっぱりと原発ゼロ、再稼働を認めない立場が求められます。
福祉の面では、中学3年までの医療費の無料化なども、切実に求められています。
井戸県政は、県民の福祉、医療、暮らしを徹底して切り捨ててきました。
「行革」で老人医療費助成の改悪をくり返し、2008年度の改悪で当時17万5千人だった助成対象者を一挙に減らして12年度は2万3千人に。重度障害者、一人親家庭の医療費助成も、有料化、自己負担増、所得制限強化がすすみました。
南海トラフ地震・津波が危倶されているときに県は、県立こども病院を高台から津波被害の危険がある海沿いの人工島ポートアイランドに移転させる計画です。医師会をはじめ県民の批判が集中しています。
借り上げ復興公営住宅の入居者に、「借り上げ期間は20年」だとして退去を迫っていることも大問題です。
受験競争が激化し、遠距離通学を多く生む高校通学区拡大を15年度に予定しています。

県下全域をかけめぐる田中候補
原発固執する知事
大飯原発再稼働の道を主導した張本人が井戸知事です。昨年5月に関西広域連合が大飯再稼働容認の声明を発表。これが決め手となり政府は再稼働実施へ突き進みました。連合長の井戸知事が他の首長を説得し、自ら声明をつくりあげたのでした。昨年6月の会見で、再稼働への道を開いた同声明について「一つの役割を果たした」と自賛しました。
「原発をやめてどうするのでしょうか。電気代がどれだけ上がってもいいのか」(昨年6月)と、財界の主張そのままに原発に固執しています。
兵庫県は米軍機低空飛行訓練ルート「ブラウンルート」に入っており、危険なオスプレイ飛行が心配されていますが、県は配備に反対せず、国に情報提供を求めるだけです。
平和愛し子大好き
「憲法県政の会」の田中候補は、「兵庫プラン」で「第2の転換 人にやさしい県政」を掲げ、「お金がなくて病院に行けない」という子育て中の母親や高齢者らの悩みにこたえ、中3までの医療費無料化や各医療費助成の拡充を訴えます。
県立こども病院のポーアイ移転中止、認可保育園増設、国保・介護の負担軽減などを公約。教育ではいじめ・体罰をなくすために全力をあげ、少人数学級拡大、高校通学区拡大撤回、中学校給食推進などにとりくみます。借り上げ復興住宅は希望者全員の継続入居を保障します。
財源は、ムダな支出の削減などで生み出せることを明らかにしています。
「第3の転換 憲法生かし平和と安全守る県政」で、原発ゼロをはじめオスプレイ配備・訓練中止、憲法9条を生かした平和の自治体外交などを公約。南海トラフ地震にたいし住民の命と安全を最優先にした防災計画を作成し、避難計画・訓練を充実させます。
田中候補は訴えます。「平和を愛し、子どもが大好きです。憲法を生かし、連帯感を持ちお互いに尊重し合える社会、兵庫県をつくりましょう」(おわり)
「しんぶん赤旗」日刊紙 2013年6月29日付掲載
関西広域連合の会長としての井戸さんの発言が、大飯原発の再稼働に結び付いたと言います。井戸さんは、「ベストミックス」論で、原発と火力と自然エネルギーを組み合わせると言います。なにか自然エネルギーを普及するかのように装いながら、しっかりと更なる原発再稼働をということです。きっぱりと原発ゼロ、再稼働を認めない立場が求められます。
福祉の面では、中学3年までの医療費の無料化なども、切実に求められています。