きんちゃんのぷらっとドライブ&写真撮影

「しんぶん赤旗」の記事を中心に、政治・経済・労働問題などを個人的に発信。
日本共産党兵庫県委員会で働いています。

第32回兵庫県赤旗まつり 宣伝ポスターが出来ました!

2014-05-23 21:27:24 | いろんな取組み
第32回兵庫県赤旗まつり 宣伝ポスターが出来ました!

兵庫県赤旗まつりポスター
兵庫県赤旗まつりポスター posted by (C)きんちゃん
最初のバージョン。
「赤旗まつり」のロゴ文字が小さいです。


兵庫県赤旗まつりポスター 3
兵庫県赤旗まつりポスター 3 posted by (C)きんちゃん
次期バージョン。アレンジを変えました。
本番バージョンでは、「赤旗まつり」の文字の影を白色にしました。


兵庫県赤旗まつりポスター 2
兵庫県赤旗まつりポスター 2 posted by (C)きんちゃん
文字の多い、限定バージョンもあります。


いっせい地方選挙 日本共産党の躍進へ
あふれる笑顔、みなぎる確信


と き:7月6日(日)午前10時開会 雨天決行
ところ:神戸・メリケンパーク(JR・阪神元町駅から南へ徒歩約15分)



【記念講演】
日本共産党書記局長 山下よしき

【文化企画】
■「ザ・パンケークス」
トランペットとトロンボーン。そしてピアノの競演は会場に爽やかな涼風がふき抜けるでしょう。
■兵庫うたこえ協議会有志 和太鼓と合唱

【こども広場】
フアフワゴリラ、手作り木工など楽しい企画がいっぱい。

好評!模擬店の食べ歩き

●新書記局長による記念講演。心浮き立つ文化行事、議員・候補者によるパフォーマンス●笑い声がはじける子ども広場●多彩な後援会の模擬店食べ歩き●腕自慢の囲碁・将棋コーナー●未来をになう青年企画●後援会ニュースコンクール●「しんぶん赤旗」「兵庫民報」の展示物●地方議員、候補者のパネル紹介●後援会の出会いのテント…など盛りだくさんに準備中です。

協賛グッズ(ウチワ)が参加券です。1000円(中学生以下は無料)。当日会場にご持参ください。
もちろん、当日も販売(当日券)します。

主催:日本共産党兵庫県委員会 兵庫県赤旗まつり実行委員会
〒652-0811 神戸市兵庫区新開地3丁目4-20
TEL:078-577-6255、FAX:078-577-2240


ぜひご参加を。お待ちしています!

大統領選目前 ウクライナの現在地 Q&A

2014-05-23 15:23:23 | 国際政治
大統領選目前 ウクライナの現在地 Q&A

ウクライナで、25日に行われる大統領選挙を前に、東部の親ロシア派武装勢力と暫定政権の間で緊張が続いています。その背景をみてみました。


欧州安全保障協力機構(OSCE)
北米、欧州、中央アジアの57力国が加盟する地域安全保障問題を協議する機構。対立する国々も参加して信頼醸成を図り、軍事衝突を未然に回避するための活動、公正な国政選挙実施のための監視活動、経済・環境、人権・人道分野なども含んだ包括的な活動をしています。本部はウィーン



Q どういう国なの? A 農業・重工業盛ん
 ウクライナってどういう国なの?
 1922年に、ウクライナ社会主義共和国として、ロシア、ベラルーシ、ザカフカーズとともにソビエト連邦をつくりました。今のウクライナは91年にソ連崩壊の中で独立。人口約4500万人で、肥えた黒土をもち、今でも小麦などの穀物は重要な輸出品で、「欧州のパンかご」と称せられるほどです。
30年代にはソ連のスターリン書記長の「富農」撲滅政策、強制的な農業の集団化と、粛清により、農村は荒廃、大飢饅(ききん)に襲われています。また、スターリンは第2次世界大戦の戦後処理で、ポーランド東部をウクライナに割譲させています。
そうした歴史から、ポーランド領だった西部と、首都キエフを中心とする中部は親欧米勢力が強い。一方、ロシア領だった東部・南部は、鉄鋼業など重工業が盛んで、旧ソ連以来のロシアとの経済関係が強く、ロシア人も多く住み、親ロ勢力が強い。
国民の8割がウクライナ人、2割がロシア人ですが、言語ではロシア語を母語とする人が3割おり、東部に集中しています。

Q 対立の激化なぜ? A 国の進路で異論
 東部と西部の対立が激化、暫定政権ができた経緯は?
 2004年11月の大統領選で親ロ派のヤヌコビッチ氏が勝利すると、親欧米派のユーシェンコ氏が抗議運動を起こし、12月に再選挙を実施させました。その結果、ユーシェンコ氏が当選。05年1月に大統領に就任し、「オレンジ革命」といわれました。
ユーシェンコ氏は欧州連合(EU)や北大西洋条約機構(NATO)加盟の方針を示し、以来、東西分裂がより鮮明になったといわれます。
今回の危機の発端は、10年2月に大統領に就任し、ロシアとEUのバランスをとりながら国を運営する方針のヤヌコビッチ氏が13年11月、EUとの連携協定の署名を当面、凍結したことでした。
これは、EUの財政援助は少額しか期待できず、しかも緊縮政策を実施するという条件付きであったため、当面の債務危機を回避するためにとった措置でした。
ロシアは債務危機に直面したウクライナを財政支援しましたが、これをロシアによるウクライナの欧州接近の妨害とみなした反政府勢力が抗議デモを開始。政府・反政府勢力双方の暴力行為がエスカレートしました。
今年2月20日には双方合わせて数十人が死亡する衝突が発生。21日にEUから派遣された独仏ポーランド3力国の外相とロシア代表の参加のもと、政府と野党が挙国一致内閣をつくり、早期に総選挙を実施することで合意します。
しかし、抗議行動は激化し、22日にヤヌコビッチ氏が首都キエフを脱出。ウクライナの野党勢力が政権を握りました。欧米はこの暫定政権を認めましたが、ロシアはクーデターを起こした勢力だとして認めていません。
暫定政権にはドイツのネオナチとつながりがあるとされる勢力も参加。暫定政権は、デモ隊と治安部隊との衝突で主要な役割を果たした極右の「右翼セクター」の活動も容認するなどの問題を抱えています。



大統領選挙の投票が行われるドネツク第17高校に並べられた候補者の写真=5月21日、ウクライナ東部ドネツク(時事)


ロシア語で「平和!秩序!武装解除!」と書かれた横断幕を持ち、親ロ派武装勢力に抗議するデモに参加した鉄鋼労働者=5月20日、ウクライナ東部マリウポリ(ロイター)

Q ロのクリミア併合 A 国際法に違反する
 ロシアがクリミア半島を併合したのは?
 クリミアで多数派のロシア系住民はキエフ政変に反発し、「独立」とロシアへの編入を求めて「住民投票」を実施。賛成多数の結果を受け、ロシアは3月18日に併合を決めました。
しかしこれは、加盟国の主権、独立、領土保全を尊重するという国連憲章、国際法の原則に反した侵略行為で許されません。住民投票そのものが、ロシア軍とロシア系武装勢力による軍事制圧の下で実施され、合法性はありません。
確かに、クリミア半島は1954年まではロシア領でした。帝政ロシアが不凍港を求めて、オスマン・トルコと数次の戦争を経て黒海沿岸に進出し、クリミア半島のセバストポリを黒海艦隊の拠点にしたという歴史もあります。
しかし、ロシアは91年のソ連崩壊後、ウクライナの主権、現国境の尊重、内政不干渉を明記した国際協定を結んでいます。▽旧ソ連を構成した諸国でつくった「独立国家共同体」(CIS)発足の際の「アルマアタ宣言」(91年)▽ウクライナの核兵器放棄に関する「ブダペスト覚書」(94年)▽ロシア黒海艦隊の駐留に関する協定(97年)1などです。ロシアはこの自らの誓約も破っています。

Q 東部地方の状況は A 武力衝突で死者も
 東部の事態はどうなっているの?
 ロシアのプーチン大統領は、クリミア半島を併合した3月18日の演説で、ロシア議会が決定したウクライナへの軍事力行使権を留保すると発言。ロシア系住民の利益を擁護するため、クリミア以外のウクライナへの軍事介入の可能性を示しました。自らの領土拡張を国際法の上におく危険な発言です。
それに呼応するように、ロシアのクリミア併合と相前後して、ロシアと国境を接する東部で、親ロシア派のデモが広がりました。4月には親ロ派武装勢力が東部の主要都市で州政府庁舎や警察署を占拠します。
5月11日には、ドネツク、ルガンスク両州で独立を問う住民投票を強行し、「人民共和国」を宣言。しかしウクライナ憲法は「領土の変更問題は国民投票のみで議決できる」としており、憲法に明確に違反しています。
この東部の分離・独立の動きに、ロシアがどの程度、関与しているのかは明らかではありませんが、ロシアのクリミア併合により、「閉じ込められていた暴力的民族主義の封印を解いた」(ドイツのガブリエル副首相)ことは明らかです。
またロシアは、親ロ派武装勢力に人質にされた欧州安保協力機構(OSCE)の監視団15人について、特使を派遣して解放させるなど、大きな影響力を持っていることも間違いありません。
親ロ派武装勢力は独自の軍を創設して徹底抗戦の構えです。暫定政権は4月に開始した武装鎮圧の「対テロ作戦」続行の方針を崩していません。5月に入って、ドネツク州のスラビャンスク、マリウポリでは武力衝突、南部のオデッサでは親ロ派とウクライナ統一政府派のデモ隊の衝突から数十人が死亡しています。

Q 解決への展望は? A 対話めざして会議
 解決策は?大統領選挙はどうなるの?
 OSCEは「撃ち合いではなく、話し合いを」と訴え、議長のブルカルテル・スイス大統領自身が5月7日にモスクワに乗り込んでプーチン大統領と会談し、危機打開に向けたロードマップ(行程表)を提示しました。
行程表は、①停戦②緊張緩和③国民対話④大統領選挙―を内容としており、プーチン氏も支持を表明。その具体化である全国円卓会議も14日のキエフを皮切りに、東部のハリコフ(17日)、南部ミコライウ(21日)で開催。とにもかくにも親ロ派穏健勢力と暫定政権が同じテーブルで、対立する双方の意見をたたかわせました。OSCEは大統領選挙後も対話促進を続けるとしています。
東部の2州では、親ロ派武装勢力が大統領選挙の実施を拒否しており、大統領選挙が正常に行われるかどうか不透明な部分が残っています。
しかし、円卓会議が連続開催される中で、拠点都市の一つマリウポリで労働者の手によってバリケードが解体されるなど、東部の親ロ派武装勢力の孤立化が進んでいます。
OSCEは大統領選に向け、選挙監視員を500人にまで拡大する方針です。

「しんぶん赤旗」日刊紙 2014年5月23日付掲載


クリミア半島に続いて、ウクライナ東部の州もロシアに編入されるのかという緊張の高まるもとでの大統領選挙。
「しんぶん赤旗」にQ&Aが掲載されました。
ここでも「対話」が大事になるのですね。「行程表」にはロシアのプーチン大統領も支持を表明しています。