きんちゃんのぷらっとドライブ&写真撮影

「しんぶん赤旗」の記事を中心に、政治・経済・労働問題などを個人的に発信。
日本共産党兵庫県委員会で働いています。

原発ノー 銀座大行進 「野党は共闘」コール

2015-12-06 15:31:27 | 原子力発電・放射能汚染・自然エネルギー
原発ノー 銀座大行進 「野党は共闘」コール

川内原発に続き、伊方原発、高浜原発などの再稼働に突き進む安倍晋三政権に、原発再稼働反対、エネルギー政策の転換を求める「KEEP CALM AND NO NUKES 反原発☆銀座大行進」が5日、東京都内で行われました。首都圏反原発連合(反原連)が主催し、3000人(主催者発表)が参加しました。

原発ノー 銀座大行進_01
原発ノー 銀座大行進_01 posted by (C)きんちゃん

 ツイッターの情報を見て会社の同僚と参加した男性(40)=茨城県つくば市=は「4年前の3・11で原発は生活レベルの問題だと思い、見方が変わった。反対する人の話を聞かない安倍さんは辞めてほしい」と話します。
 日比谷野外音楽堂で開かれた集会では、吉原毅・城南信用金庫相談役、中野晃一・上智大学教授、小林節・慶応義塾大学名誉教授がスピーチしました。
 吉原氏は「原発は経済面でも環境面でも成り立たないことがはっきりした。あとは国民の力で変えていくしかない」と訴えました。中野氏は「立場の違いを乗り越えて連帯し、私たちの声を反映する政治を実現しよう」と強調。小林氏は「原発は人類が使ってはならない禁じ手。私たちの力で原発を推し進める構造を変えよう」と呼びかけました。
 日本共産党、民主党、維新の党、社民党、生活の党の代表があいさつ。日本共産党の笠井亮衆院議員は、再稼働を進める安倍政権を批判し、「力を合わせ、国民の声が届く政治を」と呼びかけました。野党の代表5氏がステージでつないだ手を挙げてアピールすると、参加者から「野党は共闘」のコールがわき起こりました。
 6日の「戦争反対 銀座大行進」を主催するSEALDs(シールズ)の牛田悦正さんが「2日間続けて、安倍政権ノーの声を突き付けよう」と訴えました。
 この日、福井市でも「高浜原発3・4号機の再稼働を本気で止める!全国集会」が開かれ、福井からの連帯メッセージが紹介されました。集会後、参加者は銀座をデモ行進しました。



私たちの声を実現する政治をつくろう
反原連 日比谷野音集会

5日、首都圏反原発連合(反原連)が東京・日比谷野外音楽堂で開いた「KEEP CALM AND NO NUKES」では、ゲストスピーカーや5野党の代表がスピーチしました。

原発ノー 銀座大行進_02
原発ノー 銀座大行進_02 posted by (C)きんちゃん

ゲストの3氏が訴え
 ゲストスピーカーの先頭を切った城南信用金庫の相談役の吉原毅氏は、個人としてだけではなく、城南信用金庫が企業として「原発に頼らない、安心できる社会へ」を掲げていることを紹介。「金融は世のため人のため、健全な未来をつくるためにお金を貸します。採算性なども厳しくチェックします」と話し、「原発はまったく採算に合わない」「まったく世にいいことがない」と批判しました。
 幅広い層に安倍政権への疑問が広がっていることなどを紹介して、「国民の力で変えていかなければいけません」と語りました。
 政治学者で上智大学教授の中野晃一氏は、原発や米軍基地などさまざまな問題で「私たちがたたかっている相手は、まやかしでだまして、力でわれわれを屈服させて、無力感にさいなまれるようにして、われわれが自発的に服従することをねらっています」と指摘。「踏みにじられても蹴散らかされてもまた立ち上がり、私たちの声を国会に運んでくれる政治家たちを応援しましょう。私たちの声を実現する政治をつくりましょう」と呼びかけました。
 弁護士で慶応義塾大学名誉教授の小林節氏は、電力会社が原発は最もきれいで、安価で安全な電力供給源だと説明していると切り出し、「よくいいますよね。福島の事故で、汚くて金がかかって危ないものだとバレバレじゃないですか。恥知らずです」と批判。原発の利権構造を変えることについて「憲法上簡単です。いちばん地位の高い政治家を取り換えればいい」と語り、国民世論によって野党の垣根を取り払い、「参院選挙で圧倒して、衆院選挙で政権交代させましょう」と訴えました。

笠井氏ら5野党代表スピーチ
 ゲストスピーカーに続き、5野党の代表がスピーチしました。
 日本共産党の笠井亮衆院議員は、国民が福島第1原発事故後の4年間、官邸前や全国で「再稼働反対」「原発やめろ」と声を上げ続けていると指摘。安倍政権が川内(せんだい)原発(鹿児島県)に続き、伊方原発(愛媛県)、高浜原発(福井県)の再稼働を狙っているとし、「これが民主主義か。違う」と力を込めました。「原発事故の後始末もできず、いまも10万人もの人が避難している。再稼働の理由は一つもない」と強調。「安倍政権を一日たりとも続けさせるわけにはいかない」と述べた笠井氏は、戦争法を廃止する国民連合政府の提案にふれ、「みんなで力を合わせて民主主義・立憲主義を取り戻すために、国民の声が届く政治をつくっていこう」と呼びかけました。
 民主党の菅直人元首相(衆院議員)、維新の党の初鹿明博衆院議員、社民党の吉田忠智党首(参院議員)、生活の党の渡辺浩一郎元衆院議員がそれぞれスピーチ。いずれも「参院選で野党が力を合わせたい」と決意を語りました。

「しんぶん赤旗」日刊紙 2015年12月6日付掲載


反原発でも、5野党がスピーチをして、「野党は共闘」の掛け声でお互いに手を取り合って声援に応えるって頼もしいですね。
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