きんちゃんのぷらっとドライブ&写真撮影

「しんぶん赤旗」の記事を中心に、政治・経済・労働問題などを個人的に発信。
日本共産党兵庫県委員会で働いています。

維新万博を問う⑥ 共産党の出番

2024-01-25 07:12:02 | 政治・社会問題について
維新万博を問う⑥ 共産党の出番

「大阪万博」問題は、総選挙をめぐる大阪の政党状況にも変化をもたらしています。
維新の馬場伸幸代表が自らを「第2自民党」だと繰り返し公言していますが、「大阪万博」問題でもその姿をいかんなく発揮しています。

「第2自民」鮮明に
この連載の3回目で書いたように、もともと大阪万博自体が、当時の安倍晋三首相と菅義偉官房長官に維新の橋下徹・松井一郎両氏が忘年会で頼み込み実現させたものです。その前途が怪しくなると「政府頼み」で責任逃れを図り、昨秋の臨時国会では、維新として初めて岸田内閣提出の補正予算案に賛成までしたのは万博のためと言われています。
大阪の自民党は、昨春の統一地方選の敗北後、党本部がのりだして「刷新本部」をつくり、維新に対抗戦略をとろうとしていましたが、「大阪万博」問題ではまさに一蓮托生(いちれんたくしょう)。維新を批判する足場を持たず、「刷新」する姿は全く示せません。
公明党は総選挙での生き残りを図り、昨秋の臨時国会では、にわかに「大阪万博への懸念」を言い出しましたが、自民党や維新とともにカジノ誘致や万博開催を進めてきた事実は決して消し去ることはできません。



大阪府庁咲洲庁舎の展望台から夢洲を眺めながら中山直和・カジノに反対する大阪連絡会事務局次長(左端)の説明を聞く日本共産党の(手前右へ)堀川あきこ衆院近畿比例候補、石川多枝大阪府議、(奥右へ)たつみコータロー衆院近畿比例候補、宮本たけし衆院議員、清水ただし衆院近畿比例候補=2023年12月27日

潮目の変化つくる
この中で日本共産党は、万博の夢洲(ゆめしま)開催の危険性を指摘して警鐘を鳴らし続け、いち早く「中止」を打ち出し、大阪市議会・府議会、国会で連携して中止を迫り続けてきました。
日本共産党はこれまでも、「大阪市を守る」一点で広範な民主団体、府民・大阪市民と力をあわせ、「論戦・共同・草の根」の力を発揮して、維新の看板政策の大阪市を廃止する「大阪都」構想を2度打ち破ってきました。そうしたたたかいを展開してきたことが今の「潮目の変化」をつくる力になっています。一貫して正面から維新政治と対峙(たいじ)してきた日本共産党の役割と値打ちが光るまさに“出番の情勢”です。
総選挙にむけて、今月末まで取り組んでいる「党勢拡大・世代的継承の大運動」で前進をつくり、維新政治に対しても、自公政権に対しても、反転攻勢に転じるときです。
(おわり)
(この連載は、党大阪府政策委員会が担当しました)

「しんぶん赤旗」日刊紙 2024年1月20日付掲載


大阪の自民党は、昨春の統一地方選の敗北後、党本部がのりだして「刷新本部」をつくり、維新に対抗戦略をとろうと。しかし、「大阪万博」問題ではまさに一蓮托生(いちれんたくしょう)。維新を批判する足場を持たず、「刷新」する姿は全く示せません。
日本共産党はこれまでも、「大阪市を守る」一点で広範な民主団体、府民・大阪市民と力をあわせ、「論戦・共同・草の根」の力を発揮して、維新の看板政策の大阪市を廃止する「大阪都」構想を2度打ち破ってきた。そうしたたたかいを展開してきたことが今の「潮目の変化」をつくる力に。一貫して正面から維新政治と対峙(たいじ)してきた日本共産党の役割と値打ちが光るまさに“出番の情勢”。
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