きんちゃんのぷらっとドライブ&写真撮影

「しんぶん赤旗」の記事を中心に、政治・経済・労働問題などを個人的に発信。
日本共産党兵庫県委員会で働いています。

みんな大切 元尼崎市議・参院兵庫選挙区候補 こむら潤物語③ 憲法守りジェンダー平等へ

2022-02-02 07:07:02 | 参議院選挙(2022年)
みんな大切 元尼崎市議・参院兵庫選挙区候補 こむら潤物語③ 憲法守りジェンダー平等へ
総選挙から間もない昨年11月26日、参院選兵庫選挙区に立候補を表明しました。
「私が政治の道に進んだ原点は、憲法を守り、子どもたちに平和な日本を引き継ぎたいとの思いです」というこむらさん。「憲法改悪が狙われるいま、次の総選挙まで待つわけにはいかない、参院選に挑むべきだと決意しました」と立候補の動機を語ります。
8月15日生まれ。小さい頃から誕生日は、戦争を意識せざるを得ませんでした。

賃金格差深刻
戦時中にフィリピンなどで日本軍航空機の操縦を教える任務に就いていた祖父からは「あの白いマフラーがかっこよくてなあ」と、軍隊を志望した動機を聞かされました。
「戦争がかっこいいと思わされた怖い社会だったと思いました。自分の子どもがそんなことで戦争に行ったらたまらない。戦前のような社会にしてはいけません」
「憲法9条を守り生かし、平和の外交を」と、訴えに力がこもります。
党兵庫県委員会ジェンダー平等委員会責任者として、「ジェンダー平等社会の実現」を掲げます。



阪神電車本社への申し入れの席で痴漢防止対策を訴えるこむらさん(左)と、(右へ)喜田県議、松本市議=1月11日、大阪市福島区

市議になるまで非正規で働き、五つの非正規仕事をかけもちしたことも。男女賃金格差とそこにあるジェンダー差別の深刻さを身をもって知ります。
参院選立候補表明後、DV被害女性の支援、党後援会の集いの講師など取り組みを強めています。今月11日には、神戸市東灘区の女性(38)と喜田結県議、松本則子市議と阪神電鉄本社に、共通テスト受験生を狙う卑劣な痴漢を許さない対策などを要請し、特に車内・構内でのアナウンスが有効と求めました。
阪神電鉄は翌日、ホームと構内で痴漢防止の放送をすると回答。この行動と成果は全国に波及し、神奈川、東京、仙台などでも共通テスト痴漢対策が実現しました。

女性議席継ぎ
もう一つ重視するのが文化・芸術の分野。芸術一筋に歩んだからこそ、コロナ禍で文化・芸術のイベントが中止され、多くの関係者が困窮に追い込まれたことに胸を痛めてきました。「文化・芸術は生活と人生を豊かにする、人間にとって欠かせないものです。国会に行き、関係者への補償、文化予算の増額に取り組みたい」
兵庫県選出の党女性参院議員、安武洋子さん(故人)、大沢辰美さんに続き、議席に挑戦します。
「あなたが大切にされる政治に」と訴え、全県を駆けめぐります。(おわり)
(兵庫県 喜田光洋)

「しんぶん赤旗」日刊紙 2022年1月28日付掲載


憲法改悪が狙われるいま、次の総選挙まで待つわけにはいかない、参院選に挑むべきだと決意。
神戸市東灘区の女性(38)と喜田結県議、松本則子市議と阪神電鉄本社に、共通テスト受験生を狙う卑劣な痴漢を許さない対策などを要請し、特に車内・構内でのアナウンスが有効と求める。阪神電車、神戸市営地下鉄などで痴漢防止のアナウンスやテロップが実現。全国に波及し、神奈川、東京、仙台などでも共通テスト痴漢対策が実現。

みんな大切 元尼崎市議・参院兵庫選挙区候補 こむら潤物語② 総選挙 たくさんの学び

2022-02-01 07:11:22 | 参議院選挙(2022年)
みんな大切 元尼崎市議・参院兵庫選挙区候補 こむら潤物語② 総選挙 たくさんの学び

2013年に日本共産党に入党し、人生が大きく動き出します。
16年に「尼崎市議選に立候補を」と要請があり、「踏み込んでみてもいいかな」と承諾し、17年の市議選で当選。19年秋、今度は総選挙への立候補を要請され、「野党共闘で政治を変えるとき。断って後悔するよりやってみよう」と決断し、同年12月に立候補表明。以来2年近く、比例近畿ブロックと兵庫8区の重複候補として奮闘しました。



昨年の総選挙。志位委員長(左から2人目)の応援を受ける、こむらさん(右端)=2021年10月22日、神戸市元町・大丸前

濃いたたかい
「出馬表明後、党大会出席、コロナ感染拡大、政権が2回代わって…といろいろありすぎて、長くて濃かった。5年くらいやった感じですが、楽しくたたかえました」と笑ってふり返ります。
比例候補として2府4県を駆けめぐり、どこでも温かく迎えられました。「党内外の人たちとのつながりが広がり、たくさん学びました」といいます。
神戸のDV被害者支援団体や尼崎のLGBTQ+の当事者団体との交流、医療機関との懇談、商店訪問など、幅広い人たちと多くの対話を重ねました。
こむらさんの友人であるジャワのガムラン(打楽器)演奏家が演説会に“こむらさんを通じて共産党を支持するようになりました”とメッセージ動画を寄せるなど、うれしい出来事もありました。
「ジェンダー平等社会の実現を」などの訴えに日増しに反響が広がり、「ツイッターを見て仕事を抜け出して来ました」と街頭演説を聞きに来た若い人が何人もいました。

参院選も応援
特筆されるのは、衆院兵庫8区で、こむらさんを野党共同候補としてたたかった市民と野党の共闘です。
「政治を変えよう!尼崎市民交流会」(代表世話人=今西正行元社民党県議)に市民と幅広い団体、立民、共産、新社会などの市議・前市議らが参加し、街頭宣伝、集い、ビラ作製・配布、独自の選挙はがきを5千枚作製など全面的に奮闘。「僕は彼女と同じ歳で就職氷河期のロスジェネ世代。この世代の代表を国に送りたい」(動画を配信した小島大器さん)など、同交流会の人たちは自らの選挙として頑張りました。
こむらさんは「交流会に集まった方がたには総選挙で終わらず、参院選でも応援していただいています。本当にうれしく、光栄です。必ず勝ち抜きたい」と決意を新たにします。(つづく)

「しんぶん赤旗」日刊紙 2022年1月26日付掲載


入党3年目で尼崎市議選に立候補。17年から尼崎市議。任期途中で、今度は衆院選挙に立候補。近畿2府4県を駆け巡る。
尼崎市議として最初の質問にジェンダー平等問題を取り上げる。それだけあって、昨年の総選挙では、神戸のDV被害者支援団体や尼崎のLGBTQ+の当事者団体との交流、医療機関との懇談、商店訪問など、幅広い人たちと多くの対話。
今年の参院選挙に続いている。