W杯メンバー発表

今日、南アフリカW杯を目指す日本代表メンバー23人が発表になりました。基本的には今から新しい戦力を発掘するのは難しく、これまで最終予選を戦ってきたメンバーが中心で、あまり大きな驚きはありません。

波乱があるとすれば岡崎以外に絶対的な存在がいないFWかな？と思っていましたが、玉田、大久保が順当に選ばれました。矢野貴章の選出がちょっとした驚きでしたが、矢野は体力のある選手なので、途中出場で前線からの守備を期待したのかもしれません。

最大のサプライズは、GK川口の選出でしょう。負傷でまだリーグ戦で復帰していない状態でしたが、第三GKにはチームを鼓舞できる存在が必要と思ったのかもしれません。かつてフランスW杯で第三GKだった小島がチームを盛り上げたという話を聞いています。川口くらいのベテランなら、今度は自分が盛り上げるという役割は理解しているはずです。

石川、田中達也が選ばれなかったので、途中出場で試合の流れを変える選手がいないかな？と思っています。中村憲剛のキープで中盤に拠点を作るか、大久保を左MFに置いてアシスト役にするか、多少は考えられますが、岡田監督はあらゆる試合展開に応じて誰を出すかは考えているはずです。

また、今回のW杯は南アフリカという日本から遠い地で行われるので、23人に入れなかった残り7人の役割も重要です。前回のドイツW杯では田中誠が負傷して、急遽ハワイ旅行に出かけていた茂庭を呼び戻すドタバタ劇がありましたが、茂庭は試合に出られるコンディションではありませんでした。

何があるか分からないという気持ちで準備できる選手を、残り7人に入れて欲しいです。