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「通訳」対「復活組」(欧州CL決勝)

2010-05-01 11:30:47 | ワールドサッカー
今回の欧州CL決勝は、インテル(イタリア)対バイエルン(ドイツ)というカードになりました。インテルのモウリーニョ監督(ポルトガル人)と、バイエルンのファン・ハール監督(オランダ人)の共通点は、バルセロナに関わったという点があります。モウリーニョは、バルセロナのボビー・ロブソン元監督の通訳としてバルセロナに在籍していました。

当時、選手だったバルセロナのグアルディオラ監督は、かつての通訳に敗れた一戦後、「まさかこれほどの監督になるとは」と、モウリーニョの成功ぶりを驚きます。ファン・ハールの方はバルセロナの元監督です。しかし、アヤックス(オランダ)で3-4-3の革新的システムを確立した名監督として知られたファン・ハールも、バルセロナに同じシステムを持ち込んだのには地元マスコミの反発も招きました。

監督としての経歴は、少しずつ階段を登るようにステップアップしていったモウリーニョとは対照的に、ファン・ハールは今回のバイエルンが世界レベルのチームで指揮を執るラストチャンスではと思われた「復活組」です。昨年までは、オランダ国内でもトップレベルではなかったAZを率いていて、このチームを優勝させたことでバイエルンからのオファーを実現させました。

チームの作り方は、手堅いタイプのモウリーニョに対し、攻撃型のチームを作るファン・ハールとタイプも異なります。ファン・ハールは今は3-4-3はやっていませんが、4-3-3を採用してサイドのロッベンの攻撃力を生かすチームを作っています。3トップが好きなところはオランダ人監督らしいところです。

逆にモウリーニョの方は、準決勝第二戦のバルセロナ戦で、ボール支配率25%で第一戦の2点の貯金を逃げ切るというサッカーをしています。この試合を映像で見たわけではないので、断言はできませんが、メッシもいるバルセロナ相手に、エトーやスナイデルにまで守備をさせてハードワークさせた手堅さは、決勝戦でも先制点を得たらそれを発揮しそうな可能性が高いです。
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