横浜FM戦プレビュー

明日は、埼玉スタジアムで浦和は横浜FMと対戦します。横浜FMは浦和にとって苦手チームで、ここ2年間リーグ戦では4連敗中の相手です。特に、2008年の最終戦の1-6の惨敗は、今でも思い出したくないほどです。

当時の試合で、浦和キラーと活躍したのは、現川崎Fの小宮山でした。小宮山の抜けた左SBは田中裕介、藤田らが入っていますが、小宮山の見せた内に切れ込んでのシュートはなさそうです。右SBで出場している、163cmの天野は初ゴールを決めるなど勢いがあり、調子に乗せないようにしたいです。

横浜FMで最も注目される選手は間違いなく中村俊輔です。木村監督がコンディションに配慮した起用法をしているので、連戦になる明日はベンチスタートの可能性もありますが、世界を知る男として皆が驚くようなパスを配給できます。浦和としてはセットプレーを与えないことが重要です。

横浜FMは木村和司監督になってから攻撃サッカーを旗印にしており、こういう相手は浦和としては望むところです。セットプレーに強いところは要警戒ですが、浦和の攻撃が相手のリトリートに消されるという可能性は低いと思っています。

浦和は、連戦でポンテが苦しいはずで、少しでも体に不安があるならスタメンから外す必要があると思います。ただ、今の浦和でポンテはかなり重要な役割を担っており、サイドチェンジのキックやチーム一正確なクロスなど、もし不在ならサッカーそのものが変わる可能性はあります。

もしポンテが契約通り6月に退団するなら、一刻も早く柏木とサヌのコンビを合わせておく必要があります。柏木もサヌも技術のある選手ですが、今のところうまいけれども怖くないというレベルで止まっています。この二人を起用すると運動量が増えるというメリットがあるので、それを生かしてどう戦うか、試すタイミングは今だと思います。