Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

日本シリーズ雑感2

2010-11-09 19:14:33 | 他スポーツ
今回の日本シリーズは、長い試合の多かったシリーズでした。大差がついた試合でも二桁得点と畳み掛け、投手戦かなと思っていると長い延長戦で結局引き分けになる、激しいシリーズでした。

このシリーズの第六戦の引き分けは1986年の広島対西武の第一戦以来、実に24年ぶりの珍事です。引き分けに持ち込んで良かったのはロッテの方で、第六戦の延長戦の裏の中日の攻撃は毎回サヨナラのランナーを出す押し気味の展開でしたが、中日のいい当たりがたまたま一塁手の正面に飛んでチャンスを潰すなど紙一重の展開をロッテが耐え切りました。

第二戦の中日チェン、第三戦のロッテ渡辺俊介こそ好投しましたが、このシリーズは中継ぎ投手陣がフル回転の試合で、第八戦に持ち込まれたら、間違いなく投手が足りなくなっていたはずです。

クライマックスシリーズで見慣れていたとはいえ、ロッテの思い切りの良いバッティングは好感が持てました。ロッテの場合、下位打線に一発のある金泰均と里崎がいるので、指名打者の使えないナゴヤドームでも下位打線で点を取れる迫力がありました。

逆に、下位打線はそれほどではない中日打線は、森野、和田、ブランコが頼りでした。それを考えると、第七戦の森野の途中交代は中日にとって相当痛かったはずです。森野は当たっていただけに、なおさらです。

新人のラッキーボーイもシリーズを盛り上げました。ロッテは清田、中日は大島と社会人を出て1年目の選手が、躍動感あるバッティングで沸かせました。日本の社会人野球は見たこともない方もいらっしゃるでしょうが、レベルは高く都市対抗に出てくるチームには一人はプロレベルがいます。

また、都市対抗に出ると出ないでは宣伝効果が違うことから、絶対に勝たなければいけない緊張感も何度も味わっているはずです。そんなところから出てきた選手が活躍するのは、日本のアマチュアのレベルの高さを見る思いで、嬉しいものです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする