Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

真のプロフェッショナル(11/23横浜FM対浦和)

2010-11-23 17:23:25 | 浦和レッズ
ここのところ、ロビーのことばかり書いていますが、今日の試合を語るにはロビー(ポンテ)を抜きにしては語れません。ポンテの考えに、CKが跳ね返ったところはチャンスというものがあるらしく、まったく迷いのない完璧なシュートで前半2分という時間で先制点を決めたのはさすがでした。

これだけでも十分、真のプロフェッショナルとはこれだと証明する活躍ですが、44分にさらに1点を追加したのは、もう賞賛の言葉が見つからないほどです。彼の一番得意な少し遠めのミドルというところが彼らしいです。本人は浦和との契約は終わりですが、Jリーグの他チームとの契約を希望しているらしく、条件面さえ折り合えば獲得に乗り出すチームはありそうです。

攻撃面は4点を入れ、高橋峻希、サヌ、エジミウソンらみな良かったですが、ちょっとあまのじゃくに、守備の人を取り上げます。それは堀之内です。以前、広島の強さを表現したときに、ボランチが最終ラインを出たり入ったり自在にできることを挙げましたが、浦和でそれができるのは細貝と堀之内です。

特に、今日の浦和は右サイドが経験の浅い岡本、左サイドが前に掛かり気味の宇賀神ですから、どうしてもサイドにはスペースを与えます。それをカバーしていたのが堀之内で、サイドに走り込んだ相手選手にしっかりついて仕事をさせず、ボランチでありながら、CBの経験もあるところが活きました。

この堀之内も、ポンテほどではないものの、プロフェッショナルとはこれだというのを地で行く選手で、今年はベンチスタートがほとんどでありながら、腐ることなく練習を続け、出たときは確実に仕事をするベテランらしい安定感を身に着けています。

本人の哲学に、古傷の負傷で居残り練習などは厳しいので、通常の練習を常に100%でやると語っていました。それは歴代監督にも認められ、オジェック時代はストッパーでかなり多くの試合に出場していました。最初に堀之内の実力を認めた、当時のサテライトコーチの柱谷哲二氏が今日のスカパーの解説だったところも、不思議な縁です。

苦手横浜FMに勝利したこの勝利は、来季以降を考えても大きく、メンバーは一部変わるかもしれませんが、日産スタジアムに対する嫌なイメージは消えたかなと思います。
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ロビーの思い出

2010-11-23 10:49:22 | 浦和レッズ
先日、浦和のフロントの正式発表で、ロブソン・ポンテ選手と来季の契約を結ばないことが発表になりました。来季の後釜候補にリシャルデス(新潟)をリストアップしているという噂もありますが、確かにリシャルデスは新潟との3年契約が今年で切れます。どう交渉するかは静観するだけですが、今日はポンテの思い出を書きます。

ポンテのゴールはどういうものが多かったかと思い出すと、左右45度のペナルティエリアちょっと外側からのミドルシュートが多かったというイメージがあります。私がポンテのベストゴールだと思っているのは、ACL決勝のセパハン(イラン)とのアウェイ戦で遠めから突き刺したミドルシュートです。

このゴールは、動きも鈍く完全に負けゲームと思われていたこの試合を引き分けに持ち込んで、ホームの埼スタに希望をつなぐ貴重なゴールでした。極端な話、「これで勝てる」と思ったくらいです。そんな流れを変えるゴールは、1次リーグ第二戦のシドニーFCとのアウェイ戦でも見られました。

この試合も、シドニーFCの強烈なプレスを浴びた浦和は、前半で2失点する苦しい立ち上がりでした。正直、これが世界の壁かと絶望的な気分でした。そんな試合の流れを変えたのがポンテのゴールでした。シュート自体はそんなに難しいシュートではありませんでしたが、このゴールで息を吹き返した浦和は永井雄一郎のゴールで同点に追いつき、敵地で貴重な勝ち点1を持って帰ります。

ポンテは点を取ることもできる選手でしたが、本来の仕事はトップ下としてボールを落ち着かせることでした。来日前のキャリアも、ブンデスリーガのレバークーゼンで半数近い試合に出ている準レギュラークラスで、日本に来る選手のキャリアではトップクラスでした。国籍が世界一代表争いが厳しいブラジルなので代表歴こそありませんが、もし弱い国の生まれだったら代表の中心選手だったでしょう。

ポンテは、一言で言えばうまい選手です。ボールを正確にさばくトップ下本来の役割を確実にこなしてくれる選手でした。ただ、自陣に戻るスピードは早くないので、サイドハーフには向いておらず、フィンケ監督の全員守備のサッカーには不向きなタイプでした。それでも、歴代外国人の中で浦和に最も長く在籍した功労者で、最終戦では是非マイクの前で自らの思いを語って欲しいと思います。
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