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京都戦マニアック分析

2010-11-15 18:45:54 | 浦和レッズ
負傷者を除くと、この試合の攻撃的MFの候補者は宇賀神、高橋峻希、原口、サヌがいました。みんなスピード型のサイドアタッカーでボールを足元に落ち着けられるトップ下タイプがいないと思っていましたが、広島戦で試した形と同じサヌのトップ下でした。

確かに、サヌの足元の技術は完成されています。驚くような華麗なテクニックこそありませんが、確実に足元に止めることに関してはユース上がりの若手とはキャリアが違います。ただ、サヌはブンデスリーガではトップ下は「やったことはある」という程度で、少なくとも得点を量産した訳ではありません。

そのため、サヌに決定機を確実に一回で決めろというのは無理な注文のように思えます。今回もサヌのシュートが止められたところをエジミウソンが決めましたが、点を取ることはエジミウソンの役割と割り切る必要があります。

ただ、だからといってサヌのSBに魅力がないということはないと思います。サヌは短い距離より、自陣からカウンターで長い距離を走る方が得意で、SBに置けば戻りはあまり早くないものの、攻撃にスイッチが入れば爆発的な力を見せてくれます。

また、高橋峻希と宇賀神を同じサイドに置くと互いの持ち味が消える印象も受けました。二人とも、タッチラインの脇で相手SBに仕掛けるのが売り物の選手で、本来ならばSBの宇賀神が高橋峻希を追い越して上がればチャンスになりそうですが、宇賀神は後ろに残っていて、まだ高橋峻希が取られない信頼を勝ち取っていないのかもしれません。

また、柏木が堀之内投入後に存在感が消えたのも気になります。この日はスタメンでは初めて鈴木啓太と組みましたが、ボランチのときは自分が下がらないとバイタルエリアを空けてしまうという危機感があるらしく、消えている時間はあまりありません。

しかし、堀之内投入で一列前に上がると安心してしまうのか、走る柏木の良さがあまり出ないような気がします。この日は堀之内投入が予定より早かったので、京都に攻撃を浴びたのは前でボールを持てなかった理由もあるかもしれません。
コメント
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