Kobby loves 埼玉&レッズ

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ドイツのなでしこ対策(3/7なでしこ対ドイツ)

2012-03-08 16:49:18 | レディース
アメリカ戦はまだ見ていないので、わかりませんが、今日体調不良で会社を休んだので、決勝のドイツ戦のビデオは見ることができました。ドイツとの女子W杯準々決勝は印象的な試合で、パワーとスピードとアーリークロスで力任せに攻めてくるドイツを、熊谷、岩清水らDF陣が粘り抜いて耐え、延長戦の丸山の決勝点で勝った試合でした。

あのときはなでしこが会心のサッカーをしたというべきで、今回は国内組がオフ明け、澤が「体調不良」で欠場と、決してベストのサッカーをして敗れたとはいえ3-4の接戦を見せたわけではありません。ドイツはリーグ戦の最中なので比較的コンディションはいいはずですが、なでしこが3点取れたのは攻めのバリエーションを増やしていたからでしょう。

解説の野田朱美さんによれば、ドイツのDFはあまり急激に方向を変えるのは得意ではないらしく、何度も後ろを向かせる展開に持ち込めばなでしこにも十分勝機はあるそうです。そういう意味では、裏へ走った永里や川澄のゴールなどはなでしこの狙い通りだったと思います。

ただ、4失点したことは徹底的に分析がなされなければなりません。なでしこが負けるときのパターンが大体CKやFKのヘディングの弱さで、先制点も鮫島があまりにも簡単にクロスを上げさせすぎましたし、2点目のCKも野田さんによれば「マンツーマンかゾーンか中途半端」だったそうです。

もう、なでしこのCKは絶対に勝てないと諦めるものではなく、やり方次第で何とかなることは女子W杯での勝利で既に証明されています。あのときの精神力と、徹底的に相手に体をつけてフリーでヘディングをさせない粘りが、オフ明けの今回は足りなかったと言われても仕方ありません。

それでも、この大会は五輪と違って、ここに合わせてトップコンディションを作った大会ではないことを考えると、準優勝は立派だと思います。安藤梢も年末の対談で、「ドイツでは日本人ほど練習でうまくパスを回せない」と証言するなど、日本の方が優れていることもたくさんあります。その優れた点をうまく本番で発揮すれば、五輪金メダルも冗談ではないと思えます。

ただ、仮に今回勝てなくても、ここまで強くなった日本女子サッカーには無限の可能性があると思うので、なでしこリーグのチームが撤退したりといった短気は起こして欲しくないと思います。
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ターンオーバー(FC東京)

2012-03-08 11:18:38 | 他チーム
過去にACLを優勝したチームは浦和とG大阪というのは皆さんご存知の通りです。しかし、この両チームはACLを戦ったことで激しくチームを消耗させました。浦和を例に挙げれば、ほとんど全ての試合でワシントンとポンテに頼ったので、オジェック監督は最終戦でポンテが重傷を負うという手痛い制裁を受けました。

G大阪も重傷者こそ出しませんでしたが、その年のリーグ戦が8位だったことは間違いなくチーム全体の疲労だったと思います。そんなACLの強行日程をこなす難しさは、オジェック監督や西野監督のような百戦錬磨のベテラン監督が苦しむほどでした。

そのACLの壁に、新しい風を入れそうな若手監督が現れました。FC東京監督のランコ・ポポビッチ監督です。ポポビッチ監督は初めての経験(注:広島コーチ時代に経験があるかもと調べましたが、広島がACLに出たときは既に退団していたようです)にしてはACLが強行日程だということは十分理解していて、3月に7試合を消化する以上、最初から飛ばしていては持たないということは采配を見ていればわかりました。

スタメンを入れ替えることは誰でも考えがつくでしょうが、ポポビッチ監督の場合、休ませると決めた選手は思い切って遠征に連れて行かないという徹底ぶりは好感が持てます。

確かにACLは代表戦より厳しいと言われ、代表戦なら首都の巨大なスタジアムで交通の便もいいですが、今回FC東京が遠征したブリスベンは日本から直行便がなく、シンガポール乗り換えで20時間かかるような地です。

必ずしも首都のチームが強いとは限らないところはサッカーの奥の深さで、柏レイソルがタイのチームに敗れたのもバンコクから何時間もかかる街だった移動の負担も理由だと思います。

そんな厳しいACLをFC東京のやり方で戦い抜けば、また一つ新しい風が入るでしょう。
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