アメリカ戦はまだ見ていないので、わかりませんが、今日体調不良で会社を休んだので、決勝のドイツ戦のビデオは見ることができました。ドイツとの女子W杯準々決勝は印象的な試合で、パワーとスピードとアーリークロスで力任せに攻めてくるドイツを、熊谷、岩清水らDF陣が粘り抜いて耐え、延長戦の丸山の決勝点で勝った試合でした。
あのときはなでしこが会心のサッカーをしたというべきで、今回は国内組がオフ明け、澤が「体調不良」で欠場と、決してベストのサッカーをして敗れたとはいえ3-4の接戦を見せたわけではありません。ドイツはリーグ戦の最中なので比較的コンディションはいいはずですが、なでしこが3点取れたのは攻めのバリエーションを増やしていたからでしょう。
解説の野田朱美さんによれば、ドイツのDFはあまり急激に方向を変えるのは得意ではないらしく、何度も後ろを向かせる展開に持ち込めばなでしこにも十分勝機はあるそうです。そういう意味では、裏へ走った永里や川澄のゴールなどはなでしこの狙い通りだったと思います。
ただ、4失点したことは徹底的に分析がなされなければなりません。なでしこが負けるときのパターンが大体CKやFKのヘディングの弱さで、先制点も鮫島があまりにも簡単にクロスを上げさせすぎましたし、2点目のCKも野田さんによれば「マンツーマンかゾーンか中途半端」だったそうです。
もう、なでしこのCKは絶対に勝てないと諦めるものではなく、やり方次第で何とかなることは女子W杯での勝利で既に証明されています。あのときの精神力と、徹底的に相手に体をつけてフリーでヘディングをさせない粘りが、オフ明けの今回は足りなかったと言われても仕方ありません。
それでも、この大会は五輪と違って、ここに合わせてトップコンディションを作った大会ではないことを考えると、準優勝は立派だと思います。安藤梢も年末の対談で、「ドイツでは日本人ほど練習でうまくパスを回せない」と証言するなど、日本の方が優れていることもたくさんあります。その優れた点をうまく本番で発揮すれば、五輪金メダルも冗談ではないと思えます。
ただ、仮に今回勝てなくても、ここまで強くなった日本女子サッカーには無限の可能性があると思うので、なでしこリーグのチームが撤退したりといった短気は起こして欲しくないと思います。
あのときはなでしこが会心のサッカーをしたというべきで、今回は国内組がオフ明け、澤が「体調不良」で欠場と、決してベストのサッカーをして敗れたとはいえ3-4の接戦を見せたわけではありません。ドイツはリーグ戦の最中なので比較的コンディションはいいはずですが、なでしこが3点取れたのは攻めのバリエーションを増やしていたからでしょう。
解説の野田朱美さんによれば、ドイツのDFはあまり急激に方向を変えるのは得意ではないらしく、何度も後ろを向かせる展開に持ち込めばなでしこにも十分勝機はあるそうです。そういう意味では、裏へ走った永里や川澄のゴールなどはなでしこの狙い通りだったと思います。
ただ、4失点したことは徹底的に分析がなされなければなりません。なでしこが負けるときのパターンが大体CKやFKのヘディングの弱さで、先制点も鮫島があまりにも簡単にクロスを上げさせすぎましたし、2点目のCKも野田さんによれば「マンツーマンかゾーンか中途半端」だったそうです。
もう、なでしこのCKは絶対に勝てないと諦めるものではなく、やり方次第で何とかなることは女子W杯での勝利で既に証明されています。あのときの精神力と、徹底的に相手に体をつけてフリーでヘディングをさせない粘りが、オフ明けの今回は足りなかったと言われても仕方ありません。
それでも、この大会は五輪と違って、ここに合わせてトップコンディションを作った大会ではないことを考えると、準優勝は立派だと思います。安藤梢も年末の対談で、「ドイツでは日本人ほど練習でうまくパスを回せない」と証言するなど、日本の方が優れていることもたくさんあります。その優れた点をうまく本番で発揮すれば、五輪金メダルも冗談ではないと思えます。
ただ、仮に今回勝てなくても、ここまで強くなった日本女子サッカーには無限の可能性があると思うので、なでしこリーグのチームが撤退したりといった短気は起こして欲しくないと思います。