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2ラインの間延び(3/14日本対バーレーン)

2012-03-15 18:56:26 | ワールドサッカー
この試合前の星は日本4勝1敗、シリアとバーレーンが3勝2敗で追う図式でした。今回の予選のルールでは1位チームは五輪出場、2位になると3グループの2位でプレーオフを行い、プレーオフの1位がアフリカ代表のセネガルと中立地イングランドでさらにプレーオフというルールでした。

このルールを考えると2位になると五輪出場はかなり難しく、なれる状況なら確実に1位で突破したいところです。バーレーンは日本に勝ち、9点の得失点差を逆転するのが1位の条件でしたが、バーレーンはMFのライン4人とDFのライン4人をコンパクトに保って2トップを残して引く、リトリートサッカーで入ってきました。

このリトリートサッカーを機能させるには相手のミドルシュートは体を張ってブロックして、相手のパス回しをブロックの外でさせることが条件です。それでも、引き分けでも通過できる日本にとって、相手がカウンターでしか攻めてこないのは精神的には楽だったと思います。

バーレーンが5点を取る確率はどうやらゼロらしいと気付きますが、あとはシリアだけです。日本が負けない限り気にしなくていいのですが、マレーシアが退場者を出していたことは少しひっかかっていました。

ただ、過去にA代表が何度も日本を苦しめたバーレーンの堅い守備は時間が進むと少しずつ緩んできました。前を見て守ると強いリトリートサッカーも、日本の縦パスで後ろを向かされると、2ラインの間にフリーの選手を作られてしまいました。

原口、東がバーレーンの守備の裏を狙って走ったのが、日本にとっての正解でした。守備的サッカーのバーレーンを意気消沈させるには1点目が大きかったですが、先制点の扇原をフリーにしたのはチーム全体の力だったと思います。

また、清武の起用は賭けかもしれないと思っていましたが、清武もちゃんとコンディションを合わせてきました。この日の日本は大津の1トップという、今までやったことのない形でしたが、清武や原口が入れ替わりながらトップの位置に入っていって形は作りました。

清武は豪快なミドルも突き刺していますし、U-23ならレベルは違うことを自ら証明しました。A代表予備軍としては機能しているU-23代表はひとまず結果を残して、これからまだ強化できることを喜びたいと思います。
コメント
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