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似て非なる「おかわり」(山川穂高)

2017-08-02 22:15:17 | 他スポーツ
レッズは、今朝の埼玉新聞を読む限りではまだフィジカルトレーニングで、戦術的な情報はなかったので、今日は野球から、西武ライオンズの山川穂高選手の放った3打席連続本塁打を取り上げます。相手投手が楽天のエース則本昂大だったので価値は大きく、第二打席はレフトへ、第三打席はバックスクリーン直撃と、則本をマウンドから引きずり下ろす活躍でした。

山川は、沖縄県の出身で、高校までは地元の中部商業でプレーしていましたが、大学は岩手県の富士大学に進学し、ここで中軸を打ったことでライオンズからのドラフト2位指名を勝ち取ります。当時の富士大学のメンバーは、山川以外にも外崎、多和田がライオンズに入団してチームメイトになる縁があります。

山川は大学時代から、今のようなメタボ体型で、同じような体型をしながらプロで活躍する、西武の中村剛也(おかわり君)に憧れていました。一時はおかわり君の真似をしようとした時期もあり、ライオンズに入団してからも中村に直接教えを乞い、いろいろ真似をしていたと聞きます。

しかし、中村は体全体で持っていく本塁打に対し、山川は上半身の強さで持っていくスタイルで、専門家が見ればタイプが違うと当時の田辺監督が話していました。そのため、山川は「違ってもいい」と開き直って自分のスタイルを追求し、苦手だった守備や走塁の練習を積極的にこなした結果、昨年は後半戦から一軍に上がって14本塁打の活躍を見せました。

今季は開幕こそ一軍で迎えましたが、山川のような選手は打てないと二軍に落とされてしまいます。一軍復帰は7月の声を聞いた頃でしたが、そこから持ち味の長打力をアピールし、今はメヒアをベンチに回して一塁手でのスタメンを勝ち取っています。この3打席連続本塁打で、今季は7本塁打まで行き、昨年の本数を上回ることも夢ではなくなってきました。

山川は明るい性格で、二軍の試合でもよく声を出してチームメイトを鼓舞していたと聞きます。今のライオンズの11連勝は彼の力も大きいです。こういう選手が一軍に定着すると、ファンとしてはいろんなところで本塁打が出る、楽しい野球が見られるので楽しみです。

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