ようやく、昨日のスルガ銀行杯、シャペコエンセ戦の前半をビデオで確認しました。こういう、相手がどういうチームかわからないときは、まず相手の出方から見ます。シャペコエンセは、昔はよく「組織の欧州、個人技の南米」と言われていましたが、ブラジルのチームでありながら組織的な守備を見せてきました。ブラジルらしくないチームです。
その布陣は、4-4-2の後ろ2ラインをコンパクトに保つもので、サイドハーフの17番、7番が低い位置まで引いて守備をするので、対面にいた両アウトサイドの宇賀神と駒井は消されてしまいました。一見、浦和がボールを支配したかに思えた前半でしたが、シャペコエンセとしても守ってカウンターという狙いは体現しました。
もっとも、この日の前半は0-0というスコアでした。それは、浦和もボールをFWに入れられず、シャペコエンセもカウンターのボールがつながらないという、両チームの攻撃面の狙いがうまく行かなかったからの結果です。こういうときはセットプレーが試合を動かすこともありますが、柏木のFKという大きなチャンスに、ズラタンのヘディングシュートがGK正面に飛んでチャンスを生かせませんでした。
浦和側の注目ポイントは、新外国人マウリシオの守備でした。ポルトガルのマリティモから移籍のブラジル人CBですが、なるほど浦和のサッカーを機能させるために必要な特性を持っていると感じました。マウリシオは上背は183cmと、目立つ高さではありませんが、自陣からのビルドアップのパスが正確という武器があります。ここで取られる失点もあった浦和の守備を立て直すために、後ろで落ち着かせるDFが必要だったと見ての獲得だったのでしょう。
また、堀監督の守備を整備する改革も注目しました。ミシャ時代と比べると、槙野や森脇がウイング的に開く形が減り、後ろを「3-2-5」のような形にして、守備の際に5人で守れるようにしたのが改革と思います。ミシャ時代の「4-1-5」は、最大7人で攻撃する破壊力は抜群でしたが、カウンターに弱く、守備の際に遠藤、阿部、柏木の3枚しかいないという大ピンチもありました。
マウリシオで落ち着かせて、槙野か森脇の最低でもどちらかは最終ラインに残るようにして、守備の組織から構築し直そうというアプローチを感じます。少なくとも、槙野や森脇が出場停止になったときに、宇賀神をDFで起用するような緊急時限定の策は、マウリシオの加入で必要なくなりそうです。
後半についてはビデオを見てから書きます。
その布陣は、4-4-2の後ろ2ラインをコンパクトに保つもので、サイドハーフの17番、7番が低い位置まで引いて守備をするので、対面にいた両アウトサイドの宇賀神と駒井は消されてしまいました。一見、浦和がボールを支配したかに思えた前半でしたが、シャペコエンセとしても守ってカウンターという狙いは体現しました。
もっとも、この日の前半は0-0というスコアでした。それは、浦和もボールをFWに入れられず、シャペコエンセもカウンターのボールがつながらないという、両チームの攻撃面の狙いがうまく行かなかったからの結果です。こういうときはセットプレーが試合を動かすこともありますが、柏木のFKという大きなチャンスに、ズラタンのヘディングシュートがGK正面に飛んでチャンスを生かせませんでした。
浦和側の注目ポイントは、新外国人マウリシオの守備でした。ポルトガルのマリティモから移籍のブラジル人CBですが、なるほど浦和のサッカーを機能させるために必要な特性を持っていると感じました。マウリシオは上背は183cmと、目立つ高さではありませんが、自陣からのビルドアップのパスが正確という武器があります。ここで取られる失点もあった浦和の守備を立て直すために、後ろで落ち着かせるDFが必要だったと見ての獲得だったのでしょう。
また、堀監督の守備を整備する改革も注目しました。ミシャ時代と比べると、槙野や森脇がウイング的に開く形が減り、後ろを「3-2-5」のような形にして、守備の際に5人で守れるようにしたのが改革と思います。ミシャ時代の「4-1-5」は、最大7人で攻撃する破壊力は抜群でしたが、カウンターに弱く、守備の際に遠藤、阿部、柏木の3枚しかいないという大ピンチもありました。
マウリシオで落ち着かせて、槙野か森脇の最低でもどちらかは最終ラインに残るようにして、守備の組織から構築し直そうというアプローチを感じます。少なくとも、槙野や森脇が出場停止になったときに、宇賀神をDFで起用するような緊急時限定の策は、マウリシオの加入で必要なくなりそうです。
後半についてはビデオを見てから書きます。