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浦和対シャペコエンセ後半

2017-08-18 22:34:59 | 浦和レッズ
ブラジルらしくない、組織と守備のチームという印象のあったシャペコエンセですが、後半になるとゲームの流れが少し変わってきました。シャペコエンセも勝つことを目指しているので、前からプレスに行って奪う場面も見られ、浦和は押し込まれる場面も目につくようになってきました。

この日は、シャペコエンセのエース、トゥーリオ・デ・メロが不調でした。192cmの上背のあるポストプレーヤーですが、FKから彼に合わせたチャンスを外すなど、この日はストライカーの役割ができませんでした。たぶん、いいときならこのトゥーリオにボールを集めて、後ろからいろんな選手が攻撃参加してくるなどの厚みを持った攻撃ができるのでしょう。

これに対し、押され気味の浦和は、堀監督の改革を象徴する場面が出ます。それは、シャドーの武藤がボランチに下がって守備をしていたことでした。もともとFWの武藤ですが、意外にも守備のセンスは持っており、ここへ行くと味方の守備が助かるというポジショニングはしっかりこなすことができます。

この武藤の「守備参加」によって、浦和は阿部勇樹が最終ラインに吸収されても、ボランチに柏木と武藤が残り、堀イズムの「3-2-5」は作れていました。ミシャ時代に見せていた、圧倒的な攻撃力で押し込むことは減りそうですが、守備の組織は整備されてくるだろうという期待はできると思います。

交代枠は、駒井out菊池in、森脇out遠藤航in、宇賀神out平川inという形で使われました。この日は興梠と李がベンチ外ということで、前に選手が足りなかった事情から、アウトサイドに交代枠を使ったのでしょう。このアウトサイドのポジションは、関根が抜けてポジション争いの激戦区で、菊池が堀監督に認められるなど変化が生じています。すんなりと、関根の代わりは駒井というわけにはいかないようです。

最後は、ゴール前でズラタンが倒されてPKになり、これを阿部勇樹が決めて1-0で浦和が勝利しました。判定は微妙なもので、審判によっては取らない人もいるだろうと思います。それでも、このシャペコエンセ戦で守備の組織を整備する、堀監督の意図は出ました。あとは、それをリーグ戦の本番で出してくれることを期待するだけです。
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