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2ラインを引いて守られた(12/2浦和対横浜FM)

2017-12-02 22:59:51 | 浦和レッズ
今日のリーグ最終戦、横浜FM戦は0-1で浦和の敗戦に終わりました。浦和は、クラブW杯に全力を尽くすため、この試合もメンバーを落とし、ラファエル・シルバ、遠藤航、武藤雄樹、長澤和輝をスタメンから外してきました。それでも、青木拓矢や柏木陽介はいたので、浦和はボール支配率を上げて点を取りに行く、いつものサッカーに近い形は見せてきました。

序盤、興梠慎三が2度オフサイドラインを抜けかけたチャンスが、惜しくもオフサイドの判定でノーゴールに終わった、ちょっとした残念さはありますが、負けた要因は浦和にあります。それは、長澤和輝の代わりにインサイドハーフで起用された、矢島慎也のプレーでした。矢島はこのインサイドハーフという位置を、ゲームメーカーと考えていたようなプレーでした。

矢島のプレーは、厳しいことを言えば「狙い過ぎ」でした。通る確率が低くても決定機を狙うという姿勢だったと思いますが、そのパスは通らず横浜FMのカウンターの起点にされてしまいました。このポジションは難しいポジションで、ゲームメーカーとして半分、ボランチとして半分の役割が求められます。その「ボランチ」として、確実にさばくプレーが、この日の矢島には足りなかった印象を受けます。

また、横浜FMの策も理由です。横浜FMは、サイドハーフの前田、山中を低い位置に置いて、後ろに2ラインを引いて守りに行くサッカーを見せてきました。攻撃のほとんどはカウンターでしたが、これでSBの平川や宇賀神が上がった裏を狙われて、クロスを上げるところまで行かれています。

決勝点もそういう形でした。左サイドをえぐった山中のクロスに、あえて飛び込むタイミングを遅らせていた前田が、うまくバイタルエリアでフリーになりました。そこから、豪快なライナーのシュートを突き刺して横浜FMが1点を先制し、最後は自陣に2ラインをしっかり引いて逃げ切りに成功しました。

浦和としては、やはり消化試合ということで、あれほどの集中力を見せたACLと同じ試合は厳しかったのでしょう。それでも、このままではクラブW杯では勝てません。なぜこういう結果になったか、チームで議論を重ねて、クラブW杯には修正した結果を見せて欲しいです。負けが無駄だったと思うことが、一番残念ですから。





































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