なかなか見られなかった、ラグビー日本対フランスの後半のビデオをようやく確認できました。過去、日本代表はフランス相手に9戦全敗でしたが、この試合では23-23の引き分けに持ち込むことができました。場所はフランスだったので、地元代表の勝利を信じていたファンからはブーイングの嵐でした。
もちろん、結果こそ引き分けでしたが、ラグビーの質ではフランスが上ということは感じています。驚いたのが後半のパントキックに右ウイングが追いついた驚異的な精度と走力で、そのまま倒れ込むだけでトライという絶妙なプレーでした。そんな試合を引き分けに持ち込めた理由として、日本がプレッシャーを掛けて相手の反則を誘ったことが挙げられます。
フランスは、ここまで強豪相手に親善試合を組んでいましたが、6戦全敗と結果が出ていません。そのため、何としても勝ちたいというフランスの心理が焦りにつながったようです。ハイタックルでシンビンを出したり、ターンオーバーから攻めたい場面でノックオンが出たりと、フランスにミスが見られたことがこの結果を生んだ要因だと思っています。
この試合で、光ったのは途中出場のSH、田中史朗でした。田中史朗の球出しの精度は十分世界レベルで、スーパーラグビーでも強豪チームでプレーできたほどでしたが、この日は「だまし」のテクニックが冴えました。ラグビーというスポーツは、サッカーとほぼ同じ面積のフィールドですが、人数が4人多く、ラックなどの密集が見られるスポーツです。
そのため、多くの時間で相手からボールが見えないという状況ができます。横から取りに行ったらオフサイドですから、ボールを隠す動きからだましのテクニックを使うことが可能です。特に、同点トライの場面ではラックで、ボールを出す球出しの動きをしていながら、実はダミーで、実際はFWの選手がラックを飛び越えてトライを狙いに行くという奇襲がうまく行きました。
最後、SO田村優のコンバージョンが決まっていれば、日本の歴史的勝利だったことを思うと残念な思いもありますが、それでも敵地でフランス相手にこれだけの戦いができたことはこれからにつなげて欲しいです。来年、スーパーラグビーの日本チーム、サンウルブズがジョセフHC監督体制になって日本代表に近い編成になるので、サンウルブズでも面白い試合を見せて欲しいです。
もちろん、結果こそ引き分けでしたが、ラグビーの質ではフランスが上ということは感じています。驚いたのが後半のパントキックに右ウイングが追いついた驚異的な精度と走力で、そのまま倒れ込むだけでトライという絶妙なプレーでした。そんな試合を引き分けに持ち込めた理由として、日本がプレッシャーを掛けて相手の反則を誘ったことが挙げられます。
フランスは、ここまで強豪相手に親善試合を組んでいましたが、6戦全敗と結果が出ていません。そのため、何としても勝ちたいというフランスの心理が焦りにつながったようです。ハイタックルでシンビンを出したり、ターンオーバーから攻めたい場面でノックオンが出たりと、フランスにミスが見られたことがこの結果を生んだ要因だと思っています。
この試合で、光ったのは途中出場のSH、田中史朗でした。田中史朗の球出しの精度は十分世界レベルで、スーパーラグビーでも強豪チームでプレーできたほどでしたが、この日は「だまし」のテクニックが冴えました。ラグビーというスポーツは、サッカーとほぼ同じ面積のフィールドですが、人数が4人多く、ラックなどの密集が見られるスポーツです。
そのため、多くの時間で相手からボールが見えないという状況ができます。横から取りに行ったらオフサイドですから、ボールを隠す動きからだましのテクニックを使うことが可能です。特に、同点トライの場面ではラックで、ボールを出す球出しの動きをしていながら、実はダミーで、実際はFWの選手がラックを飛び越えてトライを狙いに行くという奇襲がうまく行きました。
最後、SO田村優のコンバージョンが決まっていれば、日本の歴史的勝利だったことを思うと残念な思いもありますが、それでも敵地でフランス相手にこれだけの戦いができたことはこれからにつなげて欲しいです。来年、スーパーラグビーの日本チーム、サンウルブズがジョセフHC監督体制になって日本代表に近い編成になるので、サンウルブズでも面白い試合を見せて欲しいです。