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開き直りの好ゲーム(12/12浦和対カサブランカ)

2017-12-13 22:30:52 | 浦和レッズ
クラブW杯の5位決定戦は、浦和対ウィダード・カサブランカ(モロッコ)というカードでした。勝っても負けても賞金の額の差しかない試合ですが、浦和としてはアルジャジーラ戦の悔しさを晴らすために、この試合ではいい試合をしたいというモチベーションはあったと思います。事実、アルジャジーラ戦で起用しなかった、長澤とマウリシオをスタメンで起用し、こちらの方がベストメンバーではないかというメンバーで臨んできました。

相手のカサブランカは、4-3-2-1の布陣で、後ろ2ラインを引いて守ってくる戦い方でした。ただ、低い位置に最終ラインを引いて守ってクリアを狙ったアルジャジーラとは違って、最終ラインを高く保って2列目からエルハダッド(11番)の飛び出しを狙うという、攻撃面のプランもしっかり持っている相手でした。

この日の浦和は、これができるならなぜアルジャジーラ戦でやらなかったと思うほど、2列目の選手が積極的にフリーランニングしてスペースを狙ってきました。そうすることで、相手の最終ラインが下がるので、マウリシオの先制点のロングシュートはその攻撃がマウリシオをフリーにしたといえるでしょう。CBでありながら、変化するボールを蹴れるというのはこれからも使いたい武器です。

11番の相手FKが直接ゴール前でバウンドして入る失点で追い付かれますが、スルーパスを追いかけたラファエル・シルバのクロスを柏木が合わせて2点目を挙げ、浦和はリードして折り返すことに成功します。ポイントは長澤です。長澤が入ることで、柏木と拠点が分散できるので、長澤が持っても味方は信頼して走れる関係を作れますし、長澤自身が走ることもできます。

さすがに後半、カサブランカは出てきました。シャドーの2枚を上げて3トップ気味にして、SBも上げて5枚で攻撃を仕掛けてきましたが、浦和ボールのFKを柏木がトリックプレーを見せて興梠を走らせ、その折り返しからのクリアをマウリシオが直接蹴り込んで3-1とセーフティーリードを保つことに成功します。

最後PKで1点を返されましたが、3-2で勝利し今季最終戦を飾りました。もし、チャンスがもう一度あるなら、レアルと当たることを意識してアルジャジーラに敗れた、今回のミスは生かしたいです。アルジャジーラは決して強い相手には見えなかったので残念ですが、これもサッカーというスポーツの奥深さなのでしょう。
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