Kobby loves 埼玉&レッズ

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内容は負けの試合(12/9日本対共和国)

2017-12-09 22:24:49 | ワールドサッカー
今、東アジア選手権を戦う日本代表の対朝鮮民主主義人民共和国(以下共和国)戦が終わりました。結果は1-0で日本の勝利です。しかし、内容的には決して褒められる試合ではなかったです。ボールこそ支配したものの、相手のカウンターでシュートの形を多く作られ、GK中村航輔のファインセーブがなければ負けていた試合でした。

その要因として、共和国の出方が挙げられます。共和国はおなじみの鄭大世(清水)は代表入りしておらず、次のアジアカップを目指してチーム再編を進めているところです。監督も、25年ぶりの外国人監督のノルウェー人監督を呼んでおり、戦術的徹底で日本に勝つという意図を十分感じられました。

その意図は、4-5-0-1という、自陣に2ラインを引いて守る形に現れていました。日本がボールを回しているときはしっかり引いて、ボールをカットしてから縦に長いボールを入れて上がるというシンプルな攻撃に徹してきました。この攻めに、日本は対応できませんでした。ボール支配率は前半は7割近かったものの、シュート数では日本7本、共和国12本と大きな差をつけられました。

日本側にも良くない要因はありました。それはトップ下の高萩の生かし方です。このポジションは、起用したかった清武弘嗣が負傷で離脱しており、戦術を変える手もあったと思いますが、ハリルホジッチ監督はそのまま高萩を入れてきました。この高萩が、相手の2ラインの間に挟まれてしまい、有効なボールを受けられないという大きな誤算がありました。

そのため、ハリルホジッチ監督は高萩を後半途中で下げ、右ウイングの伊東純也を入れてきました。この交代は当たったと思います。ドリブルで1対1で勝てることと、容易には球を失わない粘りを見せました。しかし、カウンターに対する日本守備陣の対応が悪く、特に共和国がDFの4番を上げると対応が後手に回り、GK中村航輔のファインセーブで辛くも逃れましたが内容的には負け試合でした。

最後のアディショナルタイムで、井手口のロングシュートが決まって、何とか勝利だけは手繰り寄せることができましたが、ハリルホジッチ監督にとってはやりたいサッカーができなかった試合でしょう。川又をスタメン起用するなど、何か違ったことを見せないと今後も苦しいと感じた試合でした。
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アルジャジーラ戦プレビュー

2017-12-09 16:33:19 | 浦和レッズ
こんな、ぎりぎりになっての記事で失礼いたします。ようやく、浦和が対戦する相手、アルジャジーラ(UAE)のビデオをチェックできました。まず、結論から言えば、アルジャジーラはACL決勝で対戦した、アルヒラルほどの恐ろしい個人技は持っていない相手です。

アルジャジーラの布陣は4-2-3-1です。トップ下にモロッコ代表のブスファ(10番)を置いて、サイドのロマリーニョ(31番)、アルレジ(15番)を走らせるカウンターサッカーのチームです。1トップに入るのは、UAE代表として埼スタにも来た、スピード型FWマブフート(7番)と、名前だけを聞くとすごそうな相手に見えます。

しかし、実際はこのマブフートがゲームの中でほとんど目立っていませんでした。コンディションが悪いのか、それとも1トップという役割が彼に合っていないかはわかりませんが、少なくてもUAE代表で見せたような、オマル・アブドゥルラフマンのスルーパスを何度も追いかけて起点になっていた、いいときの彼のプレーはできていませんでした。

そのため、アルジャジーラは相手、オセアニア代表のオークランド・シティ(NZ)相手に一方的に押し込まれるゲーム展開になりました。パスを回すオークランドの前に、アルジャジーラは自陣に引いて守らざるを得ず、頼みのブスファもそのパスが味方とかみ合っていない場面も見られました。

数少ないチャンスに、ロマリーニョのミドルシュートが決まって、1-0で辛くも勝利を拾うことはできましたが、あれが本来のアルジャジーラの姿だとすれば、浦和としては十分勝ちを計算できる相手だと思います。もちろん、UAEの優勝クラブであり、ベンチにウズベキスタン代表のラシドフもいることから、何か違った形を見せてくるかもしれません。

浦和としては、ACLで消耗したメンバーのコンディションが鍵でしょう。特にラファエル・シルバの個人技は使える武器なので、彼がベストコンディションで出てくることができれば、アルジャジーラの守備陣を切り裂く期待もできると思います。クラブW杯という大舞台に浦和がいるだけでも嬉しいですが、もちろん勝つことを期待して、翌日のビデオ観戦を楽しみにしています。
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