日本代表の敗戦を引きずっても仕方ないので、切り替えてクラブW杯の決勝戦、Rマドリード(以下レアル)対グレミオ(ブラジル)のビデオをチェックしました。レアルを見るのは久しぶりで、これまでの「BBC」(ベンゼマ、ベイル、ロナウド)の3トップを前面に押し出す戦いとは変えているだろうと想像していました。
その予想は当たり、ベイルをベンチスタートにして、ベンゼマとロナウドの2トップに、トップ下に若手のイスコを置く4-4-2の布陣でレアルは入ってきました。それまでの「BBC」の3トップでは、3人のMFのところに守備の負担が重くなりカウンターを食らうので、イスコにある程度守備のタスクを課すことでバランスを保とうとするジダン監督の狙いだったと思います。
それでも、この日のレアルはCBのバランや、MFのモドリッチなどが奔放に攻撃参加を仕掛けてきました。それが可能なのは、アンカーのカゼミーロに絶大な信頼を置いているからでしょう。カゼミーロは相手ボールにプレスに行って一瞬遅らせるプレーを得意にしており、遅らせればクロースやモドリッチのカバーが間に合うという計算が立ちます。
試合は圧倒的にレアルがポゼッションしました。パススピードも速く、コントロールも上手いので、グレミオDFはどうしても引いて守る展開を強いられました。グレミオは4-3-2-1と、後ろの2ラインはほとんど自陣にくぎ付けで、何とかFWのバリオスやトップ下のルアンにボールを入れようとしますが、実際に入れることは極めて困難なタスクでした。
それでも、この試合が一方的なスコアにならなかったのは、ひとえにグレミオGKグロエの好守によるものです。シュート20本を浴びせたレアルの攻撃を、最後尾でファインセーブを連発して防ぎました。リベルタドーレス杯(南米クラブ選手権)でも、その好守で勝ち上がってきた、現地語でカウボーイという意味の「ガウショ」魂の粘りを見せました。
この試合は、ロナウドのFKが直接ゴールを割り、1-0でレアルの勝利に終わりました。攻撃がクローズアップされがちなレアルですが、実は守備の安定感が抜群で、クロースやモドリッチらのカバーリングによって相手カウンターを許さなかった、レアルの強さが目立った試合だったと思います。
その予想は当たり、ベイルをベンチスタートにして、ベンゼマとロナウドの2トップに、トップ下に若手のイスコを置く4-4-2の布陣でレアルは入ってきました。それまでの「BBC」の3トップでは、3人のMFのところに守備の負担が重くなりカウンターを食らうので、イスコにある程度守備のタスクを課すことでバランスを保とうとするジダン監督の狙いだったと思います。
それでも、この日のレアルはCBのバランや、MFのモドリッチなどが奔放に攻撃参加を仕掛けてきました。それが可能なのは、アンカーのカゼミーロに絶大な信頼を置いているからでしょう。カゼミーロは相手ボールにプレスに行って一瞬遅らせるプレーを得意にしており、遅らせればクロースやモドリッチのカバーが間に合うという計算が立ちます。
試合は圧倒的にレアルがポゼッションしました。パススピードも速く、コントロールも上手いので、グレミオDFはどうしても引いて守る展開を強いられました。グレミオは4-3-2-1と、後ろの2ラインはほとんど自陣にくぎ付けで、何とかFWのバリオスやトップ下のルアンにボールを入れようとしますが、実際に入れることは極めて困難なタスクでした。
それでも、この試合が一方的なスコアにならなかったのは、ひとえにグレミオGKグロエの好守によるものです。シュート20本を浴びせたレアルの攻撃を、最後尾でファインセーブを連発して防ぎました。リベルタドーレス杯(南米クラブ選手権)でも、その好守で勝ち上がってきた、現地語でカウボーイという意味の「ガウショ」魂の粘りを見せました。
この試合は、ロナウドのFKが直接ゴールを割り、1-0でレアルの勝利に終わりました。攻撃がクローズアップされがちなレアルですが、実は守備の安定感が抜群で、クロースやモドリッチらのカバーリングによって相手カウンターを許さなかった、レアルの強さが目立った試合だったと思います。