Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

サイドスローからの速球(十亀剣)

2018-05-03 20:26:22 | 他スポーツ
今日はDAZNのテレビで、野球のオリックス対西武を見ていました。西武は今、打線が好調で首位にいますが、先発投手の頭数が足りないという課題があります。勝ち頭の菊池雄星、多和田は安定していますが、3番手以降の先発投手はまだ不安定なところもあります。今日のオリックス戦では、その先発3番手の十亀が、7回無失点と好投して勝ち投手になることができました。2勝3敗とこれからの巻き返しに期待したいです。

今日はその十亀のことを書きます。十亀は日大から社会人野球のJR東日本に進み、都市対抗では決勝で現チームメイトの小石(NTT東日本)と先発で対戦しています。十亀は3回でマウンドを降りていますが、チームは勝ち、すっきりしないものの「都市対抗優勝投手」です。

西武にはドラフト1位で入団してきました。最初から先発要員での期待でしたが、十亀は一軍の投手陣の中ではコントロールが良くない部類に入ります。そのため、十亀は捕手陣にとってはリードしにくい投手で、何とかしてストライクを確実に取れるボールを早い段階で見極めないと、四死球で崩れる恐れがあります。

これまで、十亀にとって確実にストライクが取れる球はカーブでした。しかし、カーブは相手が来るとわかっていればかなりの確率で安打にできる球です。カーブを連投する展開だけは避けたいという不安も持っていましたが、今日の十亀はストレートで安定してストライクが取れました。こうなれば、ボールになるスライダーに相手が引っかかってくれます。

十亀はサイドスローの投げ方ながら、常時150km近いストレートが投げられるという長所を持っています。メジャーに例えるならかつてのランディ・ジョンソンですが、彼もかつてはノーコン投手で、初の二桁勝利は27歳という遅咲きでした。十亀も、何とかして勝たせてあげようと必死な捕手陣の努力に何とかして応えたいものです。

もちろん、年間を通してローテーションを守ることは期待したいです。四死球が多く救援には不向きなタイプなので、先発で結果を出してかつての東尾投手の21番を受け継ぐ活躍を期待しています。
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川崎戦マニアック分析

2018-05-03 20:03:36 | 浦和レッズ
後半、浦和の堅守速攻は冴えます。自陣からのパスでフリーになったナバウトが独走し、折り返しを興梠に合わせるゴールで、後半5分という早い時間で浦和は2点のリードを奪います。このゴールも、真ん中で待つ興梠にサイドからフォローをつける、オリベイラ監督の狙い通りのサッカーができました。

これを見て、川崎は左サイドのてこ入れを決め、阿部浩之out齋藤学inの交代を打ちます。圧倒的な個人技を誇る齋藤学で、橋岡と遠藤航が守る浦和の右サイドを仕掛ける狙いです。もちろん、この交代は1点ビハインドの状態で打ちたかったという、鬼木監督の無念さはある程度想像できます。

これで川崎が左サイドを中心に仕掛けて、浦和がその攻めを跳ね返しながらカウンターを狙う展開になります。これまでの浦和の敗戦と違うのは、そのカウンターが決定機に近い形につながっていたことです。後半25分、そのカウンターからナバウトが独走する決定機に、相手GKチョン・ソンリョンがファウルで潰し、決定機阻止の反則で一発退場となります。

川崎はビハインドの展開で勝負せざるを得ず、既に3枚の交代カードを使い果たしていました。やむを得ず、CB奈良を急造GKにして、守田をCBに、家長をボランチにする4-4-1で形を整えざるを得なくなります。川崎としてはボールを中盤でキープし、浦和に遠い距離からシュートを狙わせないことしか手がありません。

しかし、この急造布陣は予想以上に持ちました。急造GK奈良も、2度ほど相手シュートを止めていますし、浦和の途中出場マルティノスの個人技に川崎DFがよく対応していました。これを見て、浦和はこのまま2-0で終わらせていいと判断して、無理に攻めに行かなくなりました。川崎がイエロー覚悟のファウルで潰しに来る可能性があることからそう判断したのでしょう。

それでも、こういう監督の意思が選手に伝わるかどうかはミシャ時代では弱点とされていた浦和の問題点でした。浦和の選手たちは、2-0でいいというのはわかっていたようです。堅守速攻という形を作ったことと、ベンチの意図を選手に伝えたという2点で、オリベイラ監督の改革は手に着き始めていると実感しました。

























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速攻主体のサッカー(5/2川崎対浦和)

2018-05-03 16:59:57 | 浦和レッズ
遅くなりましたが、昨日の川崎対浦和、現地で生観戦していました。ここまでオリベイラ監督の指揮で2連敗している浦和は、厳しいことを言えば未だにオリベイラ監督のコンセプトが浸透していない印象を受けました。しかし、さすがオリベイラ監督と言えるのは、この川崎戦で一つの解を用意していたことです。

この日の浦和は、いつもの3-5-2でしたが、FWにナバウトを起用していたところがポイントでした。これまでの浦和は、興梠にボールが入らず、ボールをもらいたい興梠が下がり始めてしまうという課題がありました。その孤立を解消するために、運動量の多いナバウトをフォロー役につけて、川崎がボールを持っているときに前からプレスに行くサッカーを狙ってきました。

激しいプレスからボールが回る、どちらかと言えば川崎ペースだった前半ですが、浦和もナバウトが前でチャンスに絡めていました。その効果は前半14分で早くも出ました。長澤のパスから、宇賀神が深くえぐって、マイナスのクロスを興梠が合わせるゴールで浦和が先制することに成功しました。

この日の浦和は、速攻主体にしたことが奏功しました。ボールに反応するタイプの興梠にいいボールを供給するというのが課題だったので、無理なアーリークロスではなく、サイドから横のボールを入れることがこのゴールにつながったと言えます。

川崎は、右サイドを多く使ってきました。右MFの家長でサイドを仕掛け、折り返しを小林悠に合わせるのが狙いだったように見えます。宇賀神の位置が前目だったので、浦和は柏木や長澤がカバーに入らざるを得ない場面を何度か作られました。もっとも、左DFは代表の槙野で、好調を維持しているので、逆サイドの新人、橋岡を狙われるとどうだったかという思いもあります。

また、川崎戦では中村憲剛に注目します。レッズにいた選手に例えると小野伸二で、ボールを持つ時間が短く瞬時に局面が切り替わるパスを出せます。今はボランチではなくトップ下ですが、ここからいいボールが入るようなら後半はわからないという思いを持っていました。

後半については、マニアック分析で書きます。

























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