もう1つの欧州CL準決勝、バイエルン対Rマドリード(以下レアル)も見ていました。ホームのバイエルンはベテラン監督のハインケスが率いますが、グアルディオラ時代の4-1-4-1に戻すという選択をしてきました。両ウイングが、ベテランのロッベンとリベリーで、当時と同じようなサイドアタックが狙いだったのでしょう。
これに対し、かつてはBBC(ベンゼマ、ベイル、Cロナウド)という3トップで戦っていたレアルは、ベンゼマをベンチに置いて代わりに右MFのルーカス・バスケスを起用して4-2-3-1の布陣でした。前はロナウドの1トップになり、後ろにブロックを作って慎重に戦うという意思表示です。
ある程度は引き分けもやむを得ないという試合運びですが、これでバイエルンはボールがつなげなくなります。痛かったのはロッベン(10番)の負傷交代で、代わりに出たチアゴ(6番)をインサイドハーフに置き、右ウイングにミュラー(25番)を回す布陣変更を強いられました。
かつてのバイエルンはロッベンとリベリーがストロングポイントでしたが、今のバイエルンは1トップのレバンドフスキ(9番)とトップ下のミュラーのところがストロングポイントです。レバンドフスキは動きの多いFWで、うまくトップの位置を空けて空いたところにミュラーを飛び込ませる得点パターンも多く持っています。
この交代でミュラーが前に行けなくなったことで、バイエルンの攻撃は左MFのリベリーが頼りになりました。それでも、オーバーラップした右SBキミッヒ(32番)の意表を突いた直接シュートで先制点は奪っているのですが、すぐにレアルの反撃を許し、右クロスからマルセロ(12番)が決めて同点となります。
最後は、右SBラフィーニャ(13番)がパスミスをしたところを途中出場のアセンシオに抜け出され、2点目を献上してしまいこの試合は1-2でアウェイのレアルの勝利に終わりました。この試合はレアルが引き気味に入って、相手のミスなどのチャンスを逃さないという試合運びのうまさで得た勝利だと思います。
ホームのサンチャゴ・ベルナベウで1点リードを持っているレアルの優位は動かないと思いますが、バイエルンが勝つとすればレバンドフスキが個人技で複数得点を取ったときだけです。その可能性も、まったくないとは言えないところが、欧州4強のチームの強さでもあるのですが。
これに対し、かつてはBBC(ベンゼマ、ベイル、Cロナウド)という3トップで戦っていたレアルは、ベンゼマをベンチに置いて代わりに右MFのルーカス・バスケスを起用して4-2-3-1の布陣でした。前はロナウドの1トップになり、後ろにブロックを作って慎重に戦うという意思表示です。
ある程度は引き分けもやむを得ないという試合運びですが、これでバイエルンはボールがつなげなくなります。痛かったのはロッベン(10番)の負傷交代で、代わりに出たチアゴ(6番)をインサイドハーフに置き、右ウイングにミュラー(25番)を回す布陣変更を強いられました。
かつてのバイエルンはロッベンとリベリーがストロングポイントでしたが、今のバイエルンは1トップのレバンドフスキ(9番)とトップ下のミュラーのところがストロングポイントです。レバンドフスキは動きの多いFWで、うまくトップの位置を空けて空いたところにミュラーを飛び込ませる得点パターンも多く持っています。
この交代でミュラーが前に行けなくなったことで、バイエルンの攻撃は左MFのリベリーが頼りになりました。それでも、オーバーラップした右SBキミッヒ(32番)の意表を突いた直接シュートで先制点は奪っているのですが、すぐにレアルの反撃を許し、右クロスからマルセロ(12番)が決めて同点となります。
最後は、右SBラフィーニャ(13番)がパスミスをしたところを途中出場のアセンシオに抜け出され、2点目を献上してしまいこの試合は1-2でアウェイのレアルの勝利に終わりました。この試合はレアルが引き気味に入って、相手のミスなどのチャンスを逃さないという試合運びのうまさで得た勝利だと思います。
ホームのサンチャゴ・ベルナベウで1点リードを持っているレアルの優位は動かないと思いますが、バイエルンが勝つとすればレバンドフスキが個人技で複数得点を取ったときだけです。その可能性も、まったくないとは言えないところが、欧州4強のチームの強さでもあるのですが。