0-0で折り返した後半、ララーナを入れたリバプールは、2トップになったFWのマネを軸にしてきました。サラーが前半の負傷で交代していましたが、リバプールの売り物はスピードという考え方は変えませんでした。これに対し、レアルはセルヒオ・ラモスがそのスピードでマネと対峙しました。この両者はファウルの場面などやり合っていた印象です。
試合が動いたのは、リバプールGKカリウスのミスでした。裏へのスルーパスを処理したカリウスは、CBにパスを出そうと素早く投げて早いプレーの再開を意図しました。しかし、レアルFWベンゼマがすぐ前にいました。ベンゼマが伸ばした足にボールが当たり、これがコロコロとゴールへ転がってレアルが先制します。
しかし、リバプールもさすが堅守速攻で決勝まで勝ち上がってきたチームでした。CKからロブレンが頭で合わせたボールに、マネが瞬間的なスピードを見せて相手DFを振り切り、ゴールに押し込んで1-1の同点にします。これで、また前半のような、レアルが後ろで回しリバプールがカウンターを狙う試合に戻るのではと予想しました。
ここでのジダン監督の決断が当たりました。MFのイスコを下げて、FWのベイルを投入する交代です。ベイルが入るときはレアルは3トップにすることが多く、ベンゼマ、ベイル、Cロナウドで「BBC」と呼ばれるほどの攻撃サッカーを意図しています。つまり、レアルはここが勝負と見て思い切って攻めるという意思表示です。
次第にリバプールの中盤が空き始め、レアルは空いたスペースをうまく使って前でボールを回します。そんなパス回しで空いた、左SBのマルセロのクロスでした。このクロスはFWの選手より遥か後ろに蹴られ、ミスキックではとリバプールDFが気を緩めたところ、ベイルが誰も予想しなかったオーバーヘッドでのシュートを放ち、レアルが2-1と勝ち越しに成功します。
最後はベイルのロングシュートをカリウスがキャッチし損ねてゴールとなり、3-1となって試合は終わりました。いろんなオプションを持っているレアルですが、強気に行くというオプションがうまく効きました。リバプールにサラーがいなかったこともその決断の理由の一つでしょう。最高峰の対決は、意外にもこういう要素が動かすものです。
試合が動いたのは、リバプールGKカリウスのミスでした。裏へのスルーパスを処理したカリウスは、CBにパスを出そうと素早く投げて早いプレーの再開を意図しました。しかし、レアルFWベンゼマがすぐ前にいました。ベンゼマが伸ばした足にボールが当たり、これがコロコロとゴールへ転がってレアルが先制します。
しかし、リバプールもさすが堅守速攻で決勝まで勝ち上がってきたチームでした。CKからロブレンが頭で合わせたボールに、マネが瞬間的なスピードを見せて相手DFを振り切り、ゴールに押し込んで1-1の同点にします。これで、また前半のような、レアルが後ろで回しリバプールがカウンターを狙う試合に戻るのではと予想しました。
ここでのジダン監督の決断が当たりました。MFのイスコを下げて、FWのベイルを投入する交代です。ベイルが入るときはレアルは3トップにすることが多く、ベンゼマ、ベイル、Cロナウドで「BBC」と呼ばれるほどの攻撃サッカーを意図しています。つまり、レアルはここが勝負と見て思い切って攻めるという意思表示です。
次第にリバプールの中盤が空き始め、レアルは空いたスペースをうまく使って前でボールを回します。そんなパス回しで空いた、左SBのマルセロのクロスでした。このクロスはFWの選手より遥か後ろに蹴られ、ミスキックではとリバプールDFが気を緩めたところ、ベイルが誰も予想しなかったオーバーヘッドでのシュートを放ち、レアルが2-1と勝ち越しに成功します。
最後はベイルのロングシュートをカリウスがキャッチし損ねてゴールとなり、3-1となって試合は終わりました。いろんなオプションを持っているレアルですが、強気に行くというオプションがうまく効きました。リバプールにサラーがいなかったこともその決断の理由の一つでしょう。最高峰の対決は、意外にもこういう要素が動かすものです。