Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

サンウルブズ対ストーマーズ

2018-05-27 21:24:24 | 他スポーツ
ようやく、先週のスーパーラグビー(SR)、サンウルブズ対ストーマーズ(南アフリカ)の映像を見ました。この試合は中立地の香港で行われており、32度という酷暑の中で行われた試合でした。基本的にラグビーは冬のスポーツで、SRも南半球の冬の季節に設定されており、暑さに慣れていないストーマーズが汗で滑るボールに手こずっていた様子は見て取れました。

チーム力という意味ではストーマーズの方が上の力関係でした。あまり「だまし」のテクニックを見せるチームではなかった印象ですが、それでもモールを押し込める強力なFWでいいボールを配給し、細身ながらスピードのあるウイングにうまくボールを回してトライを狙う、チームとしての形は出来上がっていました。

それでも、サンウルブズはこれまでの悪いときに見られた、攻め込んでいてのミスからのカウンターという形を減らすことはできていました。自陣のパスをカットされてからのトライという痛い失点は喫していますが、サンウルブズが誇る快足ウイングはある程度ストーマーズの守備に脅威を与えていました。

この試合は、26-23という僅差ながらサンウルブズが勝ちました。この試合を勝てた要因として、キッカーのヘイデン・パーカーの好調さが挙げられます。遠目からでもPGを狙ってスコアを稼ぎ、最後は誰もが予想しなかったドロップゴールで、ロスタイムにストーマーズを破る奇跡的なキックも決めています。

また、リザーブの力もこの勝利に結びつきました。サンウルブズが弱かった2年前は、リザーブが出ると明らかにチーム力が落ち、終盤に相手の猛攻を食らう場面も多く見られました。しかし、今はリザーブの力も含めた総合力で戦えています。SHの田中と流だけでなく、バックスでもエメリーが機能し、突破されればトライという場面で正確なタックルで止めています。

もちろん、まだまだアウェイで強豪相手に勝てるところまでは行っていませんが、それでもサンウルブズは常に相手に圧倒されて負けるというイメージが少し変わった試合でした。これからが大切ですが、何とか今後もSRでサンウルブズのプレーが見られることを期待したいです。
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大相撲夏場所総括

2018-05-27 21:04:26 | 他スポーツ
大相撲夏場所は、写真の横綱鶴竜が14勝1敗で5回目の優勝を果たしました。この場所は栃ノ心が全勝で常に先行する展開で、序盤に平幕松鳳山に敗れて出遅れた鶴竜には厳しい展開でしたが、相手に突き起こされても粘り強く勝利を拾い、最後は栃ノ心との1敗対決を制してトップに立ちました。最後の白鵬との力相撲での寄り切り、横綱にふさわしい熱戦でした。

鶴竜は1年近くの休場から復帰して、ようやく2場所連続優勝と本領発揮し始めました。相撲のうまさは前から定評がありましたが、白鵬との対戦成績が圧倒的に悪く、優勝を狙うにはそれが大きな壁でした。先場所は白鵬が休場しており、「鬼の居ぬ間」の優勝でしたが、今場所はその白鵬との直接対決を制しての優勝なので価値があります。

白鵬は33歳という年齢もあって、少し力が落ちた印象を受けます。これまで、25戦全勝と圧倒的にカモにしてきた栃ノ心に、今場所はついに敗れるという痛恨事もあります。まともに四つに組み合ってからの力負けという、相撲のうまさを誇る白鵬にはありえないような負け方でした。逸ノ城に上手投げで敗れた、14日目の黒星もこれまでの白鵬では考えられない負け方でした。

栃ノ心は優勝こそ惜しくも逃しましたが、それでも13勝2敗で大関昇進をほぼ決めました。正式決定は番付編成会議後ですが、ここまでの3場所で37勝という成績は大関に上げなければならない成績です。3場所前の平幕優勝で勢いがつき、ついに大関までたどり着いた30歳の苦労人ですが、彼のことは大関昇進が決まってからまた書きたいと思います。

三役争いは、栃ノ心の大関昇進と、小結遠藤の負け越しで2つ枠が空きます。東前頭筆頭で8勝7敗の玉鷲と、東前頭2枚目で8勝7敗の松鳳山が有力視されます。二人とも、7勝7敗の千秋楽で白星を拾って上がれる可能性が高く、何度も三役を経験したベテランですが来場所の活躍を期待したいです。

下位では、元横綱朝青龍のおい、豊昇龍(ほうしょうりゅう)が序二段優勝を成し遂げました。おじさんと同様、今は細身の体ですが、上手からの強烈な投げを持っており将来性に期待します。同じ序二段にいる、元横綱大鵬の孫の納谷(なや)も6勝1敗と好成績で、二人とも来場所は三段目です。そういう、次世代の力も、これからの相撲界の希望だと思います。
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