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鹿島戦マニアック分析

2021-04-04 20:55:16 | 浦和レッズ
後半、先に仕掛けてきたのは鹿島でした。左サイドでエヴェラウドが持ってから何度かチャンスを得ますが、GK西川周作が対応します。浦和としては強みのサイド攻撃を見せたいところで、左サイドで明本と山中の連携からチャンスをつかむと、「偽9番」とも言える下がりながらのゲームメイクで起点になっていた武藤のスルーパスから、走り込んでいた明本が倒されてPKになります。

このPKは鹿島の選手が明本にボールを渡すなど変な時間稼ぎも見られましたが、キッカーに志願した槙野が蹴り、GK沖の読みは合っていたもののその先を抜けて、浦和は貴重な勝ち越し点を得ました。こうなってくると浦和としては、攻撃的なタイプ故にボランチに置くと相手に狙われる小泉のところに手当てが必要で、トップ下の武田英寿を下げて伊藤敦樹を入れてボランチに置き、小泉をトップ下に上げる布陣変更を行います。

鹿島も動き、高い位置から取りに来る浦和の目先を変えようと、ファンアラーノを入れてトップ下に置き、エヴェラウドを左MFに、前線は上田の1トップの4-2-3-1に変更してきました。ドリブルでアクセントをつけていたエヴェラウドが左MFに回ったことで、相手はカウンターから左サイドを使おうとしてきますが、この日は浦和の戻りが間に合い、カウンターを未然に防ぐことができていました。

浦和はあわや3点目の場面も作ります。武藤から左サイドに展開し、山中のクロスを関根が頭で合わせますが、VARの結果武藤のところでハンドがあったとしてノーゴールになりました。その映像は場内にも流れていましたが、ハンドだったのは後で知った話で、スタジアムに行っている私が最も情報が遅い?ですが。

浦和も武藤と小泉に代えて、興梠と杉本を入れて2トップに変更し、前から追って鹿島のカウンターの精度を落とす手に出ます。その前からの守備は成功し、興梠のパスカットが杉本のところに出た決定機がありましたが、これを杉本はクロスバーの上に外し、FWの決定力という意味ではまた課題が出てしまいました。

それでも、武藤をゲームメイクに使って全員でボールを回し、入れ替わりながら前に出る浦和の新スタイルは機能しました。ついに流れの中の得点も出て、浦和としては希望が見えてきた勝利だったと思います。今の5人交代のルールで、後半動きが落ちたときの対応がしやすいというメリットも生かせた試合でした。










ザーゴ監督









































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