ようやく、水曜日の清水戦の映像を見ました。浦和は前節の鹿島戦と同じメンバーで、武藤が中盤に降りてキープしながら左MFの明本やトップ下の武田らが流動的に攻撃に絡む、前節で成功した形の継続でした。これに対し、清水の出方は無理に相手にプレスに行かずに、自陣に4-4の2ラインを引いて守りながら、スピードのある右MF中山を生かした速攻が狙いの様子でした。
この日の浦和は、サイドに持ち出すまでは狙い通りの形を作れましたが、サイドから入れるボールの質は課題になりました。相手GKが代表GKの権田ということもあり、意表を突くようなボールを入れられないとゴールは遠く、清水が中央を固めていたこともあって無得点のまま時間が過ぎていきました。このまま0-0で折り返すのかと思われた前半40分、ゲームは動きます。
それまでも左サイドで起点になっていた山中の突破からCKを得て、山中自身が左CKを蹴ります。アウトスイングとなるこのCKは、相手マーカーの竹内を振り切っていた岩波の頭に正確に合って、ヘディングシュートが決まって浦和に先制点が入ります。この得点でゲームの流れは変わり、慎重策だった清水が思い切って前からプレスに来始めます。
清水が変わったと感じたのは、ボランチに河井が入ってからでした。浦和のロドリゲスサッカーでは、ボランチの1枚(柴戸)はDFラインをサポートし、もう一枚の小泉が攻撃に絡む位置関係で、中央の守備はそれほど厚くありません。そこに河井が入ったことで起点ができ、途中出場の右SBエウシーニョが縦パスを出して攻撃を演出するようになってチャンスが出始めます。
浦和も武藤に代えて興梠を入れ、武田に代えて杉本健勇を入れて前を入れ替えてきます。彼ら途中出場の選手たちは前からプレスに行って清水の攻撃の精度を落とすことを主な役割にしていましたが、これまで決定機を外すことが目立っていた杉本が、伊藤敦樹のクロスをダイレクトボレーで合わせる難しいシュートを決めて2-0とスコアを動かすことに成功しました。
試合はそのまま2-0でアウェイの浦和の勝利に終わりました。守りを固めていた清水から2点取れたのは自信にできますが、この試合は鹿島戦ほどは自分たちのサッカーを表現し切れませんでした。ターゲットマンでない武藤の1トップだと、どうしてもクロスを合わせるのが難しい課題はありますが、ボールが持てる点では向上しているので、徳島戦もこの形の継続を予想しています。
この日の浦和は、サイドに持ち出すまでは狙い通りの形を作れましたが、サイドから入れるボールの質は課題になりました。相手GKが代表GKの権田ということもあり、意表を突くようなボールを入れられないとゴールは遠く、清水が中央を固めていたこともあって無得点のまま時間が過ぎていきました。このまま0-0で折り返すのかと思われた前半40分、ゲームは動きます。
それまでも左サイドで起点になっていた山中の突破からCKを得て、山中自身が左CKを蹴ります。アウトスイングとなるこのCKは、相手マーカーの竹内を振り切っていた岩波の頭に正確に合って、ヘディングシュートが決まって浦和に先制点が入ります。この得点でゲームの流れは変わり、慎重策だった清水が思い切って前からプレスに来始めます。
清水が変わったと感じたのは、ボランチに河井が入ってからでした。浦和のロドリゲスサッカーでは、ボランチの1枚(柴戸)はDFラインをサポートし、もう一枚の小泉が攻撃に絡む位置関係で、中央の守備はそれほど厚くありません。そこに河井が入ったことで起点ができ、途中出場の右SBエウシーニョが縦パスを出して攻撃を演出するようになってチャンスが出始めます。
浦和も武藤に代えて興梠を入れ、武田に代えて杉本健勇を入れて前を入れ替えてきます。彼ら途中出場の選手たちは前からプレスに行って清水の攻撃の精度を落とすことを主な役割にしていましたが、これまで決定機を外すことが目立っていた杉本が、伊藤敦樹のクロスをダイレクトボレーで合わせる難しいシュートを決めて2-0とスコアを動かすことに成功しました。
試合はそのまま2-0でアウェイの浦和の勝利に終わりました。守りを固めていた清水から2点取れたのは自信にできますが、この試合は鹿島戦ほどは自分たちのサッカーを表現し切れませんでした。ターゲットマンでない武藤の1トップだと、どうしてもクロスを合わせるのが難しい課題はありますが、ボールが持てる点では向上しているので、徳島戦もこの形の継続を予想しています。