ここまで、2勝2分け4敗で勝ち点8の15位と低迷している鹿島アントラーズは、監督のザーゴ氏を解任して、後任監督に元鹿島の左SB相馬直樹氏を据える人事を発表していました。ザーゴといえば元ブラジル代表の大物CBで、私がセリエAを見に行った1999年にローマのCBとしてプレーした姿を見ていたので残念さはありますが、鹿島というチームは監督人事にシビアなのでこの成績なら解任もあり得ます。
ザーゴは意外にも元Jリーガーで、柏レイソルで「アントニオ・カルロス」の登録名でCBでプレーしていました。当時から、Jリーグのレベルでは優れたDFとして評価は高かったです。柏では1年だけのプレーで、その後母国ブラジルに戻ってコリンチャンスでプレーしますが、セリエAのローマからオファーを受けて1998年にローマに移籍します。
当時のローマには、ブラジル代表CBのアウダイールが在籍しており、ブラジルコンビのCBで中田英寿やトッティのいたローマを後ろから支えて、1999年-2000年シーズンの優勝(スクデット)に貢献しています。このローマ時代にはブラジル代表にも呼ばれていた、一時代を陰で支えたCBの一人だった印象があります。ローマでは5年間プレーし、その後はトルコリーグなどを渡り歩いて2007年限りで現役を引退します。
その後は指導者に転じ、2009年のサンカエターノを初めて率いると、パルメイラスでも指揮を執ります。古巣ローマにも2013年にアシスタントコーチで戻り、2015年からブラジルに戻って数チームで監督に就き、2部に降格していた名門SCインテルナシオナウでも指揮を執り、ブラジル国内ではある程度評価を得たところで、2020年に鹿島からオファーを受けて日本で指揮を執ります。
鹿島は伝統の南米スタイルのチームで、外国人選手や監督がほぼブラジル人です。ブラジル人監督の彼としては結果を出しやすいチームだった印象はあります。昨年は開幕4連敗と出遅れたものの終盤巻き返して5位に入り、今季は優勝候補の期待も集めましたが、彼が抜擢した若手が結果を出せずに低迷し、今回の解任という結果に終わることになりました。
後任の相馬氏は町田ゼルビアや川崎フロンターレでも指揮を執った実績がある監督です。こうなった以上、鹿島としてはチームの混乱を抑え、チームの方向性を出すのが役割になるでしょう。今季は降格が4チームと厳しいので早めに動く必要があるシーズンで、こういうところに今季のシビアさが出ていると実感したニュースでした。
ザーゴは意外にも元Jリーガーで、柏レイソルで「アントニオ・カルロス」の登録名でCBでプレーしていました。当時から、Jリーグのレベルでは優れたDFとして評価は高かったです。柏では1年だけのプレーで、その後母国ブラジルに戻ってコリンチャンスでプレーしますが、セリエAのローマからオファーを受けて1998年にローマに移籍します。
当時のローマには、ブラジル代表CBのアウダイールが在籍しており、ブラジルコンビのCBで中田英寿やトッティのいたローマを後ろから支えて、1999年-2000年シーズンの優勝(スクデット)に貢献しています。このローマ時代にはブラジル代表にも呼ばれていた、一時代を陰で支えたCBの一人だった印象があります。ローマでは5年間プレーし、その後はトルコリーグなどを渡り歩いて2007年限りで現役を引退します。
その後は指導者に転じ、2009年のサンカエターノを初めて率いると、パルメイラスでも指揮を執ります。古巣ローマにも2013年にアシスタントコーチで戻り、2015年からブラジルに戻って数チームで監督に就き、2部に降格していた名門SCインテルナシオナウでも指揮を執り、ブラジル国内ではある程度評価を得たところで、2020年に鹿島からオファーを受けて日本で指揮を執ります。
鹿島は伝統の南米スタイルのチームで、外国人選手や監督がほぼブラジル人です。ブラジル人監督の彼としては結果を出しやすいチームだった印象はあります。昨年は開幕4連敗と出遅れたものの終盤巻き返して5位に入り、今季は優勝候補の期待も集めましたが、彼が抜擢した若手が結果を出せずに低迷し、今回の解任という結果に終わることになりました。
後任の相馬氏は町田ゼルビアや川崎フロンターレでも指揮を執った実績がある監督です。こうなった以上、鹿島としてはチームの混乱を抑え、チームの方向性を出すのが役割になるでしょう。今季は降格が4チームと厳しいので早めに動く必要があるシーズンで、こういうところに今季のシビアさが出ていると実感したニュースでした。