Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

落ちない運動量(明本考浩)

2021-04-05 22:05:31 | 浦和レッズ
土曜日の鹿島戦、ヒーローは先制点と2点目のPK奪取と2得点に絡んだ、MF明本考浩(あきもとたかひろ)選手だと思います。明本は今季、J2の栃木SCから完全移籍で浦和に加入してきました。明本は栃木県宇都宮市の出身で、中学まで地元の学校に通い、作新学院高校から国士舘大学を経て、地元の栃木SCで7得点8アシストと結果を出して浦和からのオファーを勝ち取ります。

彼のプレーを観察してみると、サイドのMFがベストのポジションに見えます。ドリブルも持っていますし、守備のタスクを課してもこなしてくれます。先日のルヴァン杯柏戦では誰もが驚く左SBで起用されましたが、攻撃面では十分機能し、自陣から長い距離をドリブルで上がって攻撃にアクセントをつけました。最後まで相手DFに仕掛け続けており、運動量が最後まで落ちなかったのも驚異的でした。

鹿島戦のゴールの場面では、DFライン裏に抜け出す決定的なチャンスではありましたが、落ち着いて決められる力もあります。技術的には問題なさそうで、ボールをもらって機能する「受け手」として有望な若手です。スピードもあり、鹿島戦では武藤雄樹のパスに反応してゴール前に入り込み、相手DF常本のファウルをもらってPKを得ています。

さすがにSBとなると守備力はネックになります。ルヴァン杯で起用したのは、山中と宇賀神を休ませたかったという事情もあったでしょう。柏がこの位置にスピード型のクリスティアーノを置いて裏を狙われると、それに対応できるほどではなかった印象もあります。ロドリゲス監督が、DFラインからドリブルで上がる攻撃で相手の意表を突きたかった狙いがあったのかもしれません。

これからの期待は、ゴールもアシストも両方です。もし、武藤雄樹の1トップが続くなら明本には得点も期待されます。サイドから崩す動きもできるので、彼の得点に絡む動きが出て来れば浦和にも勢いが出ます。初めて、流れの中での得点を決めたのが明本ということもあり、これからも楽しみにしています。
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清水戦プレビュー

2021-04-05 21:41:18 | 浦和レッズ
鹿島戦の快勝の余韻が残っていますが、浦和は休む間もなく、水曜日にアウェイの日本平で清水エスパルスと対戦します。清水は昨年、チーム失点数が70失点と守備陣に課題があったこともあり、守備陣を中心に大きな補強に出ました。日本代表GK権田をポルトガルから獲得し、鳥栖からDF原、大分からDF鈴木などキーマンを補強しています。

ここまで清水は2勝3敗2分けの11位です。チーム得点王はFWチアゴ・サンタナとMF中山の2得点です。チーム得点数は8点とバランス良く取れており、C大阪をACL圏に躍進させた名将のロティーナ監督が率います。ロティーナ監督は守備を整備することでチームを成長させるタイプの監督で、C大阪時代も無理に前に出ず確実なサッカーをしていた印象があります。

浦和の前節、鹿島戦はチームとしての狙いが良く見えた快勝でした。鹿島戦ではターゲットマンでない武藤が1トップに入ったこともあって、高いボールを入れることはなく、DFライン裏に速いボールを供給したのが吉と出ました。チームとして、中盤でつなぎながら入れ替わってFWの位置に上がる、これまでになかったサッカーを見せました。

清水が引いて来れば、この試合は序盤はなかなかスコアが動かない膠着状態になることも考えられます。相手GK権田の守備は堅いので、うまく相手の組織を崩さないと、遠目からのシュートではなかなかゴールにならないでしょう。浦和はロドリゲス監督になってからサイドの進出には進境を見せており、この試合でもサイドをうまく使いたいところです。

浦和は1名、新型コロナウイルス陽性者が出るという、場外で揺れました。該当選手は隔離され他の選手の陰性は確認されていますが、そういう、ちょっとした心の揺れが試合に出なければいいがと、ちょっと試合前に気にしています。
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