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元祖おかわり君(中村剛也)

2021-04-27 22:15:59 | 他スポーツ
今日はライオンズが2引き分けを挟んだ連敗を6で止めた日なので、今日活躍した選手から、決勝の2点タイムリーを放った主砲、中村剛也選手を取り上げます。中村は現役最多となる6度の本塁打王を誇る長距離打者ですが、最近は安打狙いの打撃に幅を広げており、一昨年はその成果が出て打点王のタイトルを取っています。今日のタイムリーは詰まった当たりでしたが、うまくレフト前に落ちてくれました。

中村は野球名門校の大阪桐蔭高校の出身ですが、当時は今ほどは全国レベルの高校ではなかったです。西武にはドラフト2位で入団してきました。入団当時、二軍の寮でご飯を大量におかわりしたことから、愛称となる「おかわり君」がつきます。2004年の交流戦で、フェルナンデスを押しのけて三塁手として起用され、交流戦の期間だけで12本塁打の活躍でスターダムにのし上がります。

当時、そのメタボ体形の割には足が速く、守備がこなせるのが売り物でした。監督だった渡辺久信氏は、指名打者としてでなく三塁手での起用にこだわっていました。理由は指名打者にすると打てなくなると外国人を補強されてしまうので、三塁手ができることで出番を広げるためでした。どうしても、守備では名手ではないので、試合の終盤には守備固めを出される選手ですが。

ホームランを打つことでは天才的と言われます。今のライオンズでは、森や山川といったスイングスピードの速い選手が出現していますが、中村の場合はそういうわかりやすい売り物は見当たらず、傍目には軽く打っているかのように見えます。それでも、全身をバランス良く使ってボールに力を伝えることができるので、外野に飛べば5割の確率で本塁打になるほどの飛距離を誇ります。

どうしても、その筋力の強さに体が耐え切れなくなることもあります。そのため、負傷で苦しむシーズンもあります。中村が38歳の今、現役を続けられるのは、FAなどに興味がなく西武一筋の現役生活を送っていることも理由でしょう。昨年は不振で、4億円あった年俸を2億8千万円に減俸されていますが、それでも今年、負傷者続出のチームで4番に座っています。

打率は高くないので、2千本安打は難しそうで、これからはやはり本塁打数への期待です。まずは目前に迫った450号本塁打を達成して欲しいです。打っても、インタビューでは淡々としておりインタビュアー泣かせの選手ですが、ライオンズには欠かせない才能で、できるだけ長く現役を続けてほしい選手です。
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